カハタレ日誌

カハタレの稽古の様子

20220508桐澤ワークショップ2

20220508参加者、稲垣、木嶋、桐澤、丹澤、南出、徹平さん
 
  徹平さん、入ってくる。
 
丹澤
てっちゃん、いつもオシャレやねえ、
 
桐澤
ねー、そのバッグ三億円入ってそう。
 
  一同爆笑
 
稲垣
三億円事件の犯人って徹平さんやったんや。
 
  全員揃うまで雑談。
 
丹澤
桐ちゃんはゴールデンウィーク何してたの?
 
桐澤
なんか豪徳寺ってとこ行って、招き猫発祥の地らしくて、あと、井伊直弼の持ってた土地だらけらしい。
 
稲垣
井伊直弼って、なんやっけ?
 
南出
あの辺の江戸時代の歴史疎いんよなあ。
 
桐澤
大奥読むといいよ、
 
稲垣
大奥っていつの話なん?
 
桐澤
大奥、江戸全般よ、その時その時の江戸の時代の流れがなんとなくわかるよ、
 
丹澤
私はドラマ版、逆転版も好きだった、
年取ってから見直したらただのラブコメだった。
 
桐澤
あと、へうげもの、見直した。
茶道に詳しくなった。
根津美術館行ったり、
根津美術館、伝説の茶会があったらしい。
 
南出
伝説の茶会って何?
 
桐澤
来る人がVIPやったり、持ってるすんごい茶器全部出しみたいなことらしい。
 
丹澤
本能寺の変の直前にも大茶会やってたから、その時すごい茶器とか結構燃えたらしい。
 
徹平
僕は最近ワークショップ受けてるパントマイムの人の劇見に行って、
二本立てで先生ともう一人のパフォーマンスしてる人が講義みたいなことしてて、色んなことを時間芸術に繋げてくる人で、面白かった。
パントマイムの技をやりたいんだけど、想像以上に難しくて、、
 
桐澤
習いに行ったら、どういうことやんの?
 
徹平
その習いに行ってる人は、パントマイムは一つの武器ですって言う人で、
パントマイムも歩行からですね。
 
  徹平さんパントマイム、壁に押されたり、綱引いたり、簡単に披露してくれる。
 
みんな
うおー、すげー、
 
桐澤
下半身が本当大変よね、
 
徹平
下半身は大変やけど、上半身は力抜いて、笑わせないといけないので、
 
  木嶋さんが誕生日なためケーキを買ってきて、お祝いする。
  サプライズ気味でみんなソワソワしていて、こういう感じのお祝いするの久しぶりで楽しかった。
  六等分に南出くんが頑張って切ってくれた。
  ケーキめっちゃ美味かった。丹澤チョイスに感激。
 
  そして、ゆるりと桐ちゃんのワークショップへ。
  ※宿題として、今まで共有してきた孤独についての話から、作品を作ってくることになっていた。
 
●とりあえず全部読もう。
 
・桐ちゃんの。
 
稲垣
ストレートに愛してるってくるの面白い
 
桐澤
自分の経験的なのと、南出くんの話聞いてて思い当たることがあって、
一人になった時に一人の方がいいなって思う時があって、向こうは向こうで私が寝てる時にもっと寝ててくれたらいいのになって思ったりするのかなって、
好きとか愛してるとか言うのってなんなんやろって思って、習慣とかもあるし、なんとなく夫の方がちゃんとしてる感じがあって、恩返ししたいなって思ってるところがあって、あなたに好きっていっぱい注いでる感じがして、自分のためにもなってるって感じがして、大事な言葉やなって思うけど、ちゃんと言葉として本当に大事な言葉になってるかな?て時もある、言うことで縛りあってるって感じ。
 
徹平
点呼、安全確認。って感じ。
玄関の鍵しまったらホッとするよね。
 
何人か
わかるー。
 
・丹澤さんの。
 
 
丹澤
小説みたいになっちゃった。
みんなのエピソードを勝手に広げて書いてみました。
生まれてから死ぬまでみたいな構成。
 
桐澤
あー、一人の人生って構成になってる。
 
徹平
みんなでやることを考えられているなーって思った。
 
桐澤
短編の漫画集みたいな。
 
南出
それぞれが絶妙にちょっと嫌だなあって思いしてる。
シーン6の地元の人が東京に来て、地元で有名な菓子店の手提げ袋を持ってくるの絶妙に嫌だなあ。
 
木嶋
東京に来る人たちが色々リサーチしてくるので、その人達の方が詳しいってあるよね。
 
丹澤
新宿って、バスとか電車とかの入口になってるんだよね。東京よりも新宿って感じする。
 
桐澤
何度目かの大きな人並みって言い方がいいなあって、そういう風に捉えたことなかった。
 
丹澤
快速とか止まった後に急にバット人がおしよせて来る感じあるよね。
 
木嶋
全然関係ないけど、こっちが二人組で歩いてて、向こうから二人組が来て、その時にちょうど自転車が来て、数秒後に5人ピッタリ並ぶってことある。その運命は逆らえないって感じで歩いてる時ある。
 
稲垣
パンナコッタのシーンの、なんかコップに注いだ方がいいのかとか、喋った方がいいのかとか、の頭のスピード感すごくわかる。
 
桐澤
不思議なつくりだね、小説っぽいのかな。
 
・徹平さんの。
 
 
徹平
前回出したやつを膨らましつつ、みんな朝の話多いなあって思って、自分の出したのは夜の話が多くて、1日の中で波があるなって、思って。そういう波をあらわせれたらなって思って。1日のことではないけど、1日のストーリーみたいにした。
 
南出
徹平さんのは踊りしてる人が書いたというか、一人で全部できるように書かれてるのが面白いなって思った。蝶の仕草とか。
 
徹平
ト書に書かれているのが自分でやったらこうしたいなって書いてて、それを他の人がやっってもっていう風にできたらなあと思ってるんだけどどうしたらいいかな。
椅子四脚を残しつつシーンが変わってく風に考えました。
 
桐澤
電車のとことか、台詞はないかもだけど、周りの人たちがいると、この男の観察者性質が出るのかなって思ったりした。
 
徹平
書いてて、実際に感じたことを前回出して、その時のみんなの反応とかを肉付けしていくことができたかなって思うんだけど、今日読んで、ストロング酎ハイのところは細かく描写していていいなって思ったんだけど、他のシーンも言葉はもう少し削ってもいいのかなって。
 
南出
これが言葉の中で動きになっててもいいところがあるのかなとも思った。
 
稲垣
風の孔のところ、今までなかった話だけど、すごく感覚的でいいなって。
 
南出
川のところだけめっちゃ韻踏んでる。
 
徹平
曽根崎心中にちょっと影響受けてる。
 
桐澤
内容的にもお歯黒川とか近しいところあるよね。
 
木嶋
缶チューハイのおじさんのところは、大体見た目で人を決めつけちゃうところあるけど、全然余計なお世話よなって。
 
徹平
このシーンのおじさんの在り方のイメージは空海の像のイメージでポテチと缶チューハイ持ってたら面白いかなって。
 
桐澤
幸せって何って、その人にとって全然違う。
 
木嶋
誰もが修行僧って感じする。
みんなそれぞれ修行中じゃないって。
 
徹平
歩いているシーンが多いんだけど、それをパントマイム的なシーンに出来たらって思ってた。
会話劇難しいなって思った。
 
桐澤
会話劇難しいな、って思った時に、じゃあこれをしようって出てくる物がいいんじゃないかなって思って、こういう宿題出してるところがある。
 
徹平
これができて嬉しくて、一応なんかト書とかできたってのが嬉しかったです。
 
 
●休憩
徹平さんと南出くんのGショック同じってことが発覚。
 
そのGショックに対して、100均かと無礼な質問をする稲垣。
 
 
・稲垣のやつ。
 
一同
なんじゃこりゃあ。変ー。
 
桐澤
私、中学生の時、月に話しかけてた、今日は明るいねえとか。
 
南出
えほんにできそうやなって。
 
徹平
映画の鉄男ってやつ思い出した。
鉄の彼女とセックスして自分も鉄になってく。
 
稲垣
最初のやつは、丹澤さんの話で、みんなが盛り上がってる時に一人だけ入れない時とかに孤独を感じるって話から作ってて、ダンスしている人たちの中で立ち尽くしてる女が丸まっていって月になって、宇宙まで、どこまでもどこまでも遠く離れて浮いてくんだけど、ずっと、周りのダンスが消えないって構成にした。その間、空き缶と男が変なやりとりしているって言う。
 
南出
ちゃんとしてるんかい!
 
稲垣
トラックのやつは徹平さんの話でトラックの話出てたのを使いたいなあって、なんか大きなトラックを見送ってる人のシーンを書きたいなって思って書き始めたら、トラックと男が身体変わっちゃって、自分でもよくわかってないけど、なんか面白いかなって。
 
徹平
大きいトラック通ったらちょっと魂持ってかれる感あるよね。
 
丹澤
ちょっと昔の戯曲の始まりに似てる。
童謡とかで始まる感じ。
 
桐澤
最初のシーンどういうイメージなん?
 
稲垣
立ち尽くしている女の人が月になる。
あと、しりとり的に雑しりとり的に出てきた言葉とかでSpotifyとかナタリーポートマンとか出てくるっていう。Spotifyとか最初意味なんて考えてなかったけど、つきまとってくるSpotifyって言葉はなんかいいなって。
 
丹澤
踏まれてる空き缶思い出して懐かしくなった。昔潰してたよね。結構。
 
 
・南出くんの
南出
テーブルに男女が座っていて、途中から女は化粧とか着替えでいなくなって、男はいなくなっても話し続けるって孤独の話。
 
木嶋
寂しい。
 
南出
徹平さんの電車の話が気に入っていて、使いたいなって。
 
丹澤
缶落としたり、プシューーとか、
 
南出
ここはもう、無言で、
 
桐澤
炭酸開けた音って結構響き渡るもんね。
 
徹平
地下鉄が地上に出る時、気分いいよね、ぱあーっと明るくなって。
 
稲垣
話してたら相手に別のとこに意識持ってかれて話途切れること、よくあるよね。
 
桐澤
一応そういう時、終わった後に、で、続きは?っていうようにしてるんだけど、
 
稲垣
その時には話すモードが終わっててあーってなるねんなあ。
 
桐澤
そういう意味では、この最初のシーンが意外に重要なのかなって。
 
南出
相槌とか結構ずれてて、話したかったのここなんだけど、に対して、へーって言われるみたいな。
 
桐澤
出来事自体を伝えたい時に、結構ガッツリ聞かないとなんだけど、今から出かけるってタイミングの忙しい時にガッツリは聞けないみたいな。
 
南出
なんでもないことを聞いて欲しいんだけど、聞いててもらえてないっていう。
 
徹平
ご飯とか、あったかい状態で食べて欲しいってすごい言われる。
 
稲垣・南出
わかるー、すごいわかるー、
 
稲垣
ご飯作る際に、鍋とかザルとか洗えるタイミングあるのに、洗わないってのがうわーってなる。で、パスタとかザルとか鍋とか洗い物めっちゃ出るやない、それを食べ終わった後にちょっとでも洗い物減らしたいって洗ってたら、早く食べてって、あったかいうちに食べてって言われる。
 
一同
それは、あったかいうちに食べようよ、
 
稲垣
あー、僕少数派ですかね。
 
桐澤
でも、タイミングで揉めるんやなって思った。洗い物のタイミングでしょ、ほかの飲める要因もタイミングなんやなって
 
 
桐澤
結構入り組んだ話そもそもしないって男の人が多い気がして、私の夫とかも、そういう話もっとあるやろ、って思うんやけど、女の子同士なら言えるけど、男の人ってあんまりそういうことする耐性ないって気がして、壊れる前にもっと話しとこうってしといてもらえたらって思う。
 
南出
僕は結構言っちゃう。
 
徹平
僕も言うかな。
 
・木嶋さんの。
 
丹澤
珍しく最後まで書いてる。
 
稲垣
組み合わせがうまい、日常のとこに入ってくる映像の組み合わせ。
面白い。
 
桐澤
ちなみに孤独はどの部分?
 
木嶋
孤独を感じるときは、相手から認められていないときってとこから始めたらこうなってた。
あと、戦場に引きづられた、社会情勢に。
日本でこういうどうでもいいような会話しているけど、実は同じ時間軸に戦争があって、関係ないように思えちゃうけど、実は身近に迫ってきていて、最後に本当に来ちゃうっていう。
 
徹平
戦争があるからどうでもいい話がすごく尊くなるなって。
 
南出
最後の最後までみんな戦争に気づいていないのがいいですね。
最後撃たれてから初めて気づく。
良い不条理劇って感じ。
 
稲垣
信玄餅とかすごいギミック効いてるし、信玄とかも戦国時代の人だしね。
 
桐澤
大惨事!とかもハッとする言葉よね。
 
南出
なんで稲垣さんだけ稲垣なん?
 
木嶋
最初実名で書いてたのだけど途中で編集したんだけど残っちゃった。
 
桐澤
椅子が出てくるのが、徹平さんの舞台と似ているな。
 
徹平
南出くんのとも繋がってる。
 
桐澤
南出くんのとは、話が聞いていないっていうのとも繋がっている。
 
稲垣
個人の孤独っていうより、社会というか、一括りの大きなものの中の孤独って感じした。
 
木嶋
コンビニ行ったら外国人の人多くて、いらっしゃいませも言わないのよ、カード入れるとこはここです、みたいなのだけ言われて、最後ありがとうございましたも言われなくて。
 
徹平
ルフレジ最近多いじゃん、セルフの方が自分でやってるのに、なんでありがとうって言われないんやろって思っちゃう。
 
南出
僕はセルフレジの方がいいわ。レジのやりとりが面倒くさい。
 
 
●その後、次回発表に向けて話し合い、色々とみんなのをまとめようとしたり、流れ考えたりしたんだけど、予想以上に分量出ていて、来週発表できるのか、そもそもどういうとこに主眼を置くかって話となり、やっぱり作品創作を通じて孤独とさらに向き合えたら、みたいなとこになるのではないか、少し外部への発表を意識しすぎてるのではないかとなって、最終的に、一人一人が今までの経緯を踏まえて、自分の書いてきたのでもいいし、誰かの書いてきたのでもいいし、新たに構成したのでもいいから、孤独に関する、3-10分以内のパフォーマンスを他のメンバーに発表するという流れに決定しました。
映像も撮りたい。
 
 
次回は5月22日、13時半から。桐ちゃんワークショップ最終回プラス、戯曲読めたら読む会をする。