カハタレ日誌

カハタレの稽古の様子

20220625「タカラヅカ鑑賞会」

20220625「タカラヅカ鑑賞会」日誌

参加者、稲垣、木嶋、桐澤、杉原、丹澤、南出

 

桐澤家にて。

 

写真は桐ちゃんの夫さん、けんさんが作ってくれた台湾カステラ(左)と栗とくるみと抹茶の米粉パウンドケーキ(右)

めちゃくちゃおいしかった。

ふわっふわだった。

 

マリオカートする。

 

南出

無職の時、マリオカートひたすらやってるユーチューバーの動画ひたすら見てた時期あるから全てのコースわかるわ

 

丹澤さん登場。

 

丹澤

マリオカートしてる〜、テレビおっきい〜

 

桐澤

はい、じゃあみんな揃ったのでタカラヅカ会始めますよ。

じゃあこれ、レジュメ。

 

稲垣

レジュメあるんや。めっちゃちゃんとしてる。

 

桐澤

まずは、私がタカラヅカにハマるきっかけになった映像から見てみたいと思います。

 

花組宝塚大劇場公演 ミュージカル浪漫 『はいからさんが通る

2020年7月 東京宝塚劇場

原作/大和 和紀、脚本・演出/小柳 奈穂子

 

わたしはコロナの時期に家で見た「はいからさんが通る」の柚香光さんを見てタカラヅカにハマってん。あれ、再生されへんな。

 

見ようとしたけど、最後の画面から動かずにみんなあーだこーだ言う。

 

終了したらいいんじゃない、

巻き戻したらいいんじゃない。

普通、メニュー押したらいけんじゃない。

チャプターにならんの。

巻き戻したらいいんかなあ、

巻き戻したらネタバレが。

 

一通りわちゃわちゃして、最初から再生できた。

桐澤さんが見どころをつまみつまみ解説してくれる。

 

南出

プロローグテンポいい

 

丹澤

すごい再現度

むしろ漫画よりカッコいい、

 

桐澤

プロローグ終わりで、みんなで歌って、

メインキャラが一人づつ歌っていくのでこの人がメインってわかる。

舞台機構がバリバリ使えるので豪華、

【銀橋】、選ばれし人が通れる道、歌舞伎の花道みたいな

 

桐澤

ベニオと少尉の竹刀対決、

竹刀遣いが面白い、

 

丹澤

ベニオは酒乱、

 

丹澤

コミカルがこんなに似合うんだ、宝塚向きだよね。

 

南出

コミカルがちゃんと笑えるのがすごい

 

 

稲垣

所々でハイカラさんが通るのネオンくるのいいなあ

 

桐澤

シベリアの凍えて傷を負っている少尉のシーンがすごい白熱

最後ベニオからキス行く時の手とかめっちゃうまい。

 

 

桐澤

フィナーレが始まったら役とか抜けた二番手の人が持ち歌を歌ってくれる。

これでお芝居のパートは終わり。次はショーのパート。

タカラヅカでは前半が芝居、後半はショーに二本仕立てに分かれてることが多くて【二本立て】といいます。

たまに二幕ともに芝居の興行もあって、【一本物】といいます。

 

ラインダンス、若手の男役も女役も混じってやってる。

お芝居のテーマにあった衣装で踊る。

 

みんなで揃って足あげるのが絶対入る。

 

大階段、二十六段、黒燕尾でダンス。

黒燕尾でダンスするときはみなめちゃ揃える。

トップスターにライトがいくようになってる。

五番手くらいまでわかりやすい中心とか目立つところにいる。

トップスターが去って速替えしてるうちに、二番手あたりが顔を売る時間がある。

 

そしてトップスター戻ってくる。

 

主役の二人が踊ってくれる。

 

最後パレード

めっちゃ歌上手い人がリードで歌い始める。エトワールという。

またさっきの劇のキャラの衣装に戻ってパレード

 

1日2ステ(これ2ステやるの超たいへんそう)

 

一人で階段降りてくるかどうかとかもステータスで決まる。

 

最後はお披露目のトップのおっきな羽根を背負う、三十キロくらいある。

ナイアガラってきつねみたいなやつついてて、トップは絶対これがついてる。

 

みんな

すげー、

 

桐澤

結構様式をたどりましたー、

 

南出

柚香さんかっこいいし、美人やな、

 

丹澤

体型が少尉、頭身がすばらしい。

 

桐澤

女性やから基本細くて小さいんやけど、より男性的に見えるように肩とか入れてたり、そういう補正の技術も学年が上がるにつれて上がっていく。

 

 

桐澤

宝塚は、梅田から有馬まで電車作ろうとしたけど、色々あって、宝塚までしか作れなくて、当時宝塚、見所があまりないってので、室内プールで展覧会やるようなモダンな建物作っていたけど、室内やけど昔やし、設備しっかりしてないし、寒い寒いってなって、プールに板引いて客席にして、脱衣所を舞台にして始まった。

日露戦争よりちょっと後、十歳から十四歳の少女、温泉町の芸妓さんとかでなく、クリーンなイメージの人たちで始めた。女優に偏見があった、時代。

初公演が「ドンブラコ」「浮れ達磨」、

 

みんな

ドンブラコ、浮かれ達磨見てえーー

 

桐澤

芸者として取られないように三味線は使わないようにしてた、

 

桐澤

そっから学校できたり、近くにもう一つ公会堂劇場ができて、二部制になって、花組月組ができた。

そっから、雪組もできて、その時に四千人収容できる宝塚大劇場ができる。

今までになかった劇をする劇場、70年くらい使われる。

そっから10年くらい経って、東京に宝塚の劇場ができて、星組ができた。

 

松岡修造のお爺さんが宝塚の創設者の小林一三翁、

 

1974年に

ベルサイユのばら」が大ヒット、これがめっちゃヒットして、これなかったら結構宝塚厳しかったらしい。

この年から大運動会が実施される。10年に一回あるらしい。

 

1993年

宝塚大劇場できる。

 

1995年に阪神淡路大震災の時、立て替えてったから細々とは壊れたけど、結構大丈夫やった。

復興早かった。

 

1996年

エリザベート、帝劇でもやってるけど、初演は宝塚、版権がどうちゃらで同じ時期でやることが多い。

ドル箱になる、かなり短いスパンで再演が繰り返されている。

 

1997年に東京の宝塚劇場の建て替えのために宙組ができた。

 

色々歴史あるけど、劇場が増えたり改築のタイミングで組ができてる。

宙組だけかなり若い。

 

丹澤

組によって扱う作品違うの?

 

桐澤

組というより、トップスターの人によるのが多い、エリザベートとかはどの組でもやってる。

歌が難しいブロードウェイミュージカルとかはこの人らがいるから、この演目やるとかはあるし、それに合わせて組み替えしてる。

 

花組が一番目の組で同タイミングで月組ってのがあって、筆頭は花組、挨拶するときは花組からとかある、

ダンスの花組

芝居の月組

和物の雪組

コスチュームの星組

コーラスの宙組、長身の人が多い、新しい組で特色作るために頑張ってる。

 

大階段二十六段で4、29メートル時々落ちてる人いる。

 

木嶋

階段幅二十三センチなのよね。

 

徹平

ほそー

 

桐澤

そう、そんなとこで踊ってるので、だいぶ危険、

 

じゃあ、次はベルバラ、雰囲気味わおうか。

初演がだいぶ前なので、戯曲とか音楽のノリがちょっと古くて面白い

 

宝塚グランドロマン『ベルサイユのばら—フェルゼンとマリー・アントワネット編—』

池田理代子原作「ベルサイユのばら」より

脚本・演出/植田 紳爾、演出/谷 正純

2015年8月 台北国家戯劇院

 

桐澤

フェルゼンは明日海りおさん、マリー・アントワネット花乃まりあさん

ベルバラは人気あるけど、脚本とか演出とか変えないから、宝塚ファンからすると、好きなんやけど、それもう見たよちょっと古臭いよって気持ちもあって、複雑。ある意味宝塚にとっての古典となってる。様式美でもある。

 

丹澤

明日海りおさんはトップスターだけど女性的でもあるというか、中性的な感じもするね。

 

桐澤

じゃあエリザベートも雰囲気見ようか、

元々ウィーンで作られたミュージカルでブロードウェイとも間違う。

 

 

南出

抽象的な話よな。

 

桐澤

死ってのが主役。

 

みな

こわー

 

桐澤

楽曲がよくて、見てたらマジで歌覚えちゃう。

 

南出

暗黒舞踏みたいなダンスするな。

 

桐澤

演出もウィーンのやつによってるから、宝塚的には挑戦的。

 

丹澤

万有引力っぽい、

 

桐澤

結構セリフと歌の配分も歌多めで、宝塚はもっとセリフも延長で歌入ったりするので、ミュージカルっぽい。

 

丹澤

そういうので、ミュージカルファンとかも宝塚入りやすかったりしたのかね。

 

桐澤

次は和物で、これもめっちゃいいねん

 

ロマン・トラジック

『桜嵐記(おうらんき)』

作・演出/上田 久美子

2021年5月東京宝塚劇場

 

珠城りょうと美園さくらのトップコンビの卒業公演やってん

 

丹澤

演目渋いなー。タカラヅカと聞いてイメージするキラキラの世界とはまた違う。

 

桐澤

渋いねんけど、芝居の月組というくらいで、めちゃくちゃいいお芝居なんよ。

 

南出

月城かなとさんが出てる。この前「今夜ロマンス劇場で」を観たから、その時とまた雰囲気違うな。やっぱトップになると輝きが違ったというか。

 

木嶋

単純に当たってるライトの数も違うだろうけどね

 

南出

物理的に光度が違った笑

 

桐澤

他にもタカラヅカの魅力はたくさんあって、新人公演と本公演で演出家が若手やってたりで違ったり、衣装も凝ってるから、通になると「この衣装さんの作る衣装が好き」とかできてくる。

 

徹平

マニアック・・!

 

桐澤

あとは、外部の人が衣装とか楽曲とか入ってくることもある。

2021年のシティハンター原作の雪組の公演にはSHISHAMOが楽曲提供してたり、EXILEともコラボしてる。

 

みんな (へえ〜、気になる、合いそう〜)

 

みんなで持ち寄った色々なものを食べ飲みしながら、タカラヅカに関する造詣を深めた一日だった。