カハタレ日誌

カハタレの稽古の様子

「カハタレの現在地 Vol.1 」短編演劇公演のお知らせ

カハタレの現在地 Vol.1

短編演劇公演
『犬、呪わないで』『ひょうひょう』『K ちゃん怪談』

 

 

 

 

これまでカハタレは演技と戯曲の関係を探るためのひとつのきっかけとして、身体表現から座学まで様々なジャンルのワークショップを開催してきました。ファシリテートをはじめてやる人にオファーをすることが多く、「ファシリテートを通して、自分のやってきたことがまとまった、はっきりした」という感想が多く出ました。ワークショップをファシリテートすると、自分が創作上でどういうことをやってきて、これから何をしていきたいのか、創作上の現在地確認ができるのではないか、という発見がありました。
今回、これまで積み重ねてきたことの一区切りとして、この上演を経てこれまで以上に演技と戯曲の関係を探るためになにができるか、何をしていきたいか、私たち自身の現在地を確認すべく、カハタレとして活動する中で生まれてきた三つの短編戯曲を上演します。


【上演日時】
2023 年
4 月 29 日(土) 14:00/18:00
4 月 30 日(日) 13:00/17:00
開場は開演の 30 分前、上演時間は約 90 分を予定しております。

 

【会場】
王子スタジオ 1 (東京都北区王子 2-30-5)
http://oji-st1.blogspot.com/p/blog-page_8868.html?m=1

 

【出演】
稲垣和俊、桐澤千晶、杉原徹平、丹澤美緒、南出達行、宮尾昌宏、松丸あや

 

【スタッフ】
美術・衣装 木嶋美香(回人回製作所)
宣伝美術 杉原徹平
音響照明操作上田晃之
撮影 宮尾昌宏
協力 伊原雨草
主催・企画・制作 カハタレ

 

【チケット料金(※事前予約のみ)】
一般 2000 円
学生料金(大学、専門学校生) 1500 円
U18 料金(18 歳以下の方) 1000 円


※座席数が限られているため、事前予約制とさせていただきます。
※学生・18 歳以下の方は当日受付にて、身分証の提示をお願いします。
※上演の都合上、途中入退場が難しくなっております。開演時刻を過ぎますと、入場をお断りする場合がございます。ご来場の際トラブルで遅れることがございましたら、まずはお電話にてお問い合わせください。
※発熱、体調不良等のある方はご来場をお控えくださいますようお願いいたします。
※会場内は常時換気しております。可能な範囲で感染対策にご協力ください。

 

【チケット予約】
3月25日より受付開始
https://ticket.corich.jp/apply/250994/

 

【お問い合わせ】
kahatarekahatare@gmail.com
080-5367-7600(稲垣)


【公演内容】
『犬、呪わないで』(再演)
演出 カハタレ
作・出演:稲垣和俊、桐澤千晶、丹澤美緒、南出達行


「メデイア」を出発点に、出演者4名による共同創作で作った作品。2021 年 12 月茶会記PLAY-ACT vol.11(東京芸術劇場アトリエウエスト)にて初演。
山下は友人の岩村から「夜間尿で目覚めると、妻が愛犬を呪っていた。」という変な話を聞かされる。岩村に連れられて行った彼の自宅では彼の妻・芽衣子が待っていた。岩村芽衣子と過ごした不思議な一日の話を、妻のあやに聞いてもらう山下だったが……。

 

『ひょうひょう』
作・構成 稲垣和俊
演出 カハタレ
出演:稲垣和俊、杉原徹平、松丸あや、宮尾昌宏、南出達行


内田百閒の「豹」を出発点に、出演者の実際の夢を元に構成した作品。
大通り沿いにある古いガソリンスタンドの洗車機からふいに豹が現れるのを目撃した男。
様々な人が喰われていくなか、男は豹が自分を追ってきているのではないかと恐怖する。豹から必死に逃げる男が行きついた先は。

 

『K ちゃん怪談』
作 南出達行
演出 稲垣和俊
出演:丹澤美緒、宮尾昌宏、松丸あや


男と女、それぞれの語りから展開されていくオリジナル怪談。
サイトウはマッチングアプリで出会って付き合いだしたKちゃんと温泉旅行にやってきた。
せっかくの旅行なのに K ちゃんは一言も喋らず、スマホで今日泊まる旅館の口コミを見ている。その口コミによるとどうやらこの旅館には幽霊が出るらしいのだが……。

 

【カハタレとは】
演技と戯曲の関係を探り、創作戯曲を上演する俳優と劇作家による演劇集団として、2021年夏、稲垣和俊が、高校の同級生・南出達行と、座・高円寺劇場創造アカデミーの同期・丹澤美緒を誘って三人で旗揚げ。
劇作家の「演技」が台詞を生み出すという考えのもと、戯曲、演技に還元するためのワークショップを定期的に開催している。古典作品の読み合わせなども行ない、古典作品を出発点にした現代戯曲の創作にも取り組んでいる。
稽古場ブログにて活動の様子を発信中。
カハタレ日誌 https://kahatare.hatenablog.com/
今公演が、旗揚げ後初の主催公演となる。