カハタレ日誌

カハタレの稽古の様子

戯曲

「気遣いの幽霊」戯曲

「気遣いの幽霊」 あや。ともみ、並んで歩いてくる。 舞台真中で二人止まる。 止まるが、その場歩き、自然な、つまり演劇の虚構が始まったのだ。 あや どこ向かってるの? ともみ そうねえ、一旦、歩いてみようと思って、歩いてたら、見つかるもんじゃない、…

犬、呪わないで(戯曲)

「犬、呪わないで」 舞台位置関係 下手から、山下、芽衣子、ちゃぶ台、岩村、あや、の順に横一列に並ぶ。 それぞれのセリフが始まる前に登場して定位置に着く。 岩村と山下はスタバのカップを持っていて、芽衣子はカッターと呪いの人形、 あやは湯呑みをずっ…

ひょうひょう(戯曲)

" data-en-clipboard="true">「ひょうひょう」 暗転、 照明がつくと、男が真ん中に立っている。 男1 例えば。小学校、って言葉を聞いた時、頭に浮かぶのは子供の頃、通っていた小学校だろうか、それとも今住んでいる地域にある近所の小学校だろうか、もしく…

Kちゃん怪談(戯曲)

「Kちゃん怪談」 舞台下手、サイトウ君が立っている。サイトウ君は客席の方を向いて話し始める。途中で白い服の女が入ってくる。女は帽子を目深にかぶっていて顔の表情は見えない。 サイトウ (客に)いやー、ね、結構あったかくなってきましたけどね、まだ…

犬、呪わないで(戯曲)

「犬、呪わないで」 舞台位置関係 下手から 山下、芽衣子、ちゃぶ台、岩村、あや。 それぞれのセリフ始まる前にゆっくり登場して定位置に着く。 岩村と山下はスタバのカップを持っていて、芽衣子はカッターと呪いの人形、あやは湯呑みをずっと持ってる。 セ…