カハタレ日誌

カハタレの稽古の様子

20261012お城の見える家稽古二回目

参加者、丹澤、丑野、宮尾、三浦、伊原
稲垣(zoom)
 
 
  稲垣zoom入るも、声が小さくて全然聞こえない
 

 
みんな
声ちっさ!
 
伊原
家からスピーカー取ってこようか?稲垣くんセリフ喋るんでしょ?
 
丹澤
そうですねえ。
 
伊原
持ってきます!
 
みんな
ありがとうございますー。
 
宮尾
ま、小さすぎる事でセリフを聞こうとする姿勢は育まれるかもしれないですが。
 
丑野
そんな物理的に!?
 
三浦
今日の目標は全体の流れをイメージする。
という事で、とりあえず最後までやり切りましょう。
 
丹澤
レモンスカッシュの瓶持ってきた!2種類!
 
みんな
いただきまーす。あー、美味しいー。良い匂いするねー。
 
丹澤
コップもちゃんとしたこだわりの用意したほうがいいね。
 
 
  宮尾、瓶を吹く。ぶおー。
 
 
みんな
おおー、うまい。
 
宮尾
いけるねえ。
 
丹澤
宮尾さんは吹かないけどね。
 
宮尾
俺こっちの方が味が好きだな。果汁が多い。最悪焼肉でレモンなかったらこれでもいける気がする。
 
 
  丑野、吹く
 
 
みんな
おおー。
 
丑野
なんかここだっての掴めるといける気がする。
 
宮尾
中は入れない?こぼすとかあると大変?瓶とおしぼりとコップはあった方がいいね。良いコップ。
 
丹澤
割りたくねー。
 
 
  空間の相談。
  座席の相談。
 
 
三浦
ソファ1個かもなあ。
 
丹澤
机置くなら狭いですよね。机?置くのか?
 
 
  そして、伊原カムバック
 
 
伊原
あれ?Wi-Fi持ってきたんだけど、あれ?スピーカー?なんで入れてないんだ?おかしいな?また持ってきます!
 
 
  と伊原さん、もう一度取りに行く。
 
 
丹澤
私のパソコンの問題なので、宮尾さんのパソコンに繋いでみては?
 
 
  と、伊原さんのWi-Fiを宮尾さんのパソコンに繋いでみる。
 
 
宮尾
稲垣くん喋って。
 
稲垣
ああー。
 
宮尾
おお、めっちゃ聞こえる。
 
みんな
おおー。
 
宮尾
伊原さんごめん。めっちゃ走ってもらったのに。
 
 
  1場、最初からやってみる
 
 
三浦
庭問題!
一旦、庭行くとはけることにしましょうか?
 
宮尾
俺キャンプチェアっぽい、オシャレっぽい椅子持ってますよ。
 
三浦
いいかもですね。
二場に行きたいんですが、テレビどうしよう。配置。
 
 
  二場、なんだかんだでやる。
 
 
稲垣
優はずっと料理しながらとか、とにかくなんか作業しながら、電話とか来訪受けてバタバタしてるみたいなイメージで書いてました。
 
三浦
ということは、はけてたりしてのいいのか。
 
丹澤
バタバタしてる人と、のんびり待たされてる客人みたいな構図ね。
 
三浦
三場で、きっとここで仁くんが自由な動きしてるんだろうなあ。
 
丑野
習い事かなんかしてて、大人三人の輪には入ってない居方ですかね。
 
三浦
うーん。ソファ?二個?いや、一旦客席コの字にしてみてもいいですか?
で、one sofa two chairs?
(発音がめっちゃ良い)
 
そうですね、大人三人横並びで奥に座ってみましょうか?恒雄真ん中で。ベンチ、アリかもなあ。布とか使って。
 
 
  三場なんだかんだでやる。
 
 
三浦
開業クリニックのとこ、パンフレットいるか?
 
宮尾
あった方がいい気がしますね。
 
三浦
取りに行って、ずっと座ってなくてもいいかもしれない。
 
宮尾
そうですね。演説めいてやってみるとか。
 
伊原
丑野さんのダンスツボやなあ。
 
三浦
踊りは、バレエ?
 
丑野
ヒップホップではないかと。
 
宮尾
暗黒舞踏とか?
 
丑野
ソーラン節なら踊れます。
 
 
  と、ソーラン節踊る。
 
 
宮尾
京劇チックな動きとか?
 
三浦
発音なるべく正しく行きたいですね。
 
丑野
サイト使って調べて聞いてきました。
 
丹澤
職場に中国語ネイティブな発音できる人いるので、事情を話して聞いてきますわ。
 
三浦
四場は戯曲上は庭。夫婦二人は声だけでもいいかもしれない。相澤は寝転がっていて、仁くん、いるかどうか。一旦いてみましょうか?
 
宮尾
壁があるので、チラ見えしてるとかありかもしれない。
 
 
  四場なんだかんだで通す
 
 
三浦
そのまま五場も行っちゃいましょう!
 
 
  五場も通す。
 
 
三浦
五場長めだなあ。
絨毯使えたら使いたい。
 
 
  バタバタと片付けして
 
 
みんな
お疲れ様でしたー。
 
 
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kahatare.hatenablog.com

 

どしどしお待ちしております!

20261007『お城の見える家』初稽古インzoom

 
参加者、稲垣、丹澤、丑野、三浦、宮尾
 
  宮尾さんは仕事終わりで遅れている
 
稲垣
お願いしまーす。
 
丹澤
お疲れ様でーす。
 
丑野
お疲れ様でーす。
 
三浦
おはようございまーす。
 
稲垣
おはようございます?
 
三浦
あ、すみません、こんばんは。
 
稲垣
いや、良いんです。すごい、なんか久しぶりの感覚で興奮しました。おはようございますって言ってた舞台人だった頃の記憶が蘇って、すごいなんか嬉しかったです。忘れてた、その気持ち。
 
みんな
(何だそれは)
 
稲垣
ええー、すみません、シルバーウィークダラダラしすぎて、何もできていなく、打ち合わせも何も進んでいなくすみません。お金なくて、道後中歩き回りながら台詞覚えしてました。
 
三浦
大事です。
 
稲垣
ええ〜どうしましょうかね。演出を三浦さんに頼むことになりまして、進行は任せても良いのでしょうか?
 
三浦
任せてください。
 
稲垣
じゃ、お願いしまーす。
 
三浦
この前、丹澤さん丑野さんと本番場所見学してきて、あまり大きくないスペースで、場所のイメージ考えていました。面白い人がいるというのが大事な戯曲で、あんまり行ったり来たり大きな動きをしなくても良いんじゃないかと考えています。俳優が輝くのが良いと。
稽古どう進めていくかなんですが、オンラインでは、サッカーの打ち合わせでボード上で磁石使って会議するみたいなのやりながら、基本台詞合わせて、どういうふうにやりとりするかとか調整できたらと思ってます。
 
稲垣
おおー、稽古っぽい。で、まず何しましょうかね?
 
三浦
アイスブレイクとかしましょうか?
 
稲垣
お願いします!アイスブレイクっていつも何やってますか?
 
三浦
今日あった事を一人一人発表しましょうか?あと、今の気分と。ルールは、聞いた人はその話題広げずに、「へえー」で終わらせる事です。これ意外に大事です。
 
みんな
わっかりましたー。
 
丑野
今日は、在宅勤務をしていました。一昨日と昨日と会社に出勤してガッツリ仕事したので、今日はぐだぐだ仕事してたのですが、よく考えたらぐだぐだしてる場合じゃなかったので、明日また頑張りたいと思います。
 
みんな
へえー、ほー。
 
三浦
今の気分は?
 
丑野
今の気分はダラダラしています。シャキッとしていきたいですね。
 
みんな
へえー。
 
三浦
良いですねえ。
 
丑野
次、丹澤さんお願いします。
 
丹澤
昼休み、寝たり寝なかったりするんだけど、今日寝ようと思ったら、隣の席からカレーの匂いがして、寝れなくて、後で、隣の人にカレー食べてたの?って聞いたら、カレーのようなもの食べてたって言われて、カレーのようなもの?とは何?って思いました。今の気分は、私の今日の印象、カレーなんだなって。
 
みんな
へえー。おおー。
 
稲垣
僕も昼休憩の話を。松山の病院の車通るとこに、秋祭りで、神輿担いで男たちが大量にやってきていて見てて、何でそんなとこでやってるかわかんないけど、神主さんみたいなのがなんかやってたりして。そしたら馬鹿でかいトラックが入ってきて、神輿それにのっけるんだけど、神輿だけでなくて、大量の男たちがそのトラックの荷台に乗って、去っていった。車発車する時に、銀髪の子供にこっち見られて、うぉい、うぉい、って煽られました。今の気分は、高ぶっています。
 
みんな
へえー、うえーい。
 
三浦
私は映画祭に関連する仕事しているんですけど、今日はあんまり人間じゃない仕事をしていました。
 
みんな
人間じゃない仕事って何ですか?
 
三浦
いや、映画祭開催の8月ごろまでは、基本的にはスケジュール調整とかメールとか、人間同士のやり取りと言いますか、人間としての仕事をしていたんですよ。
 
稲垣
人間としての仕事!?
 
三浦
でも今は映画祭が終わって、後処理の時期で、データをひたすら入力していくとか、PDFを文字化する仕事とか、文字を文字にする仕事していて、結構ロボット化してるなって。時が長くなってますね。
今の気分は、夜ご飯と昼ご飯食べすぎてお腹いっぱいです。
 
稲垣
何食べたんですか?あ、話題広げちゃった。
 
三浦
チンジャオロースーです。昼も夜も。
 
みんな
良いなー。チンジャオロースーうまいっすよねえ。
 
 
  宮尾、到着するも、音声が出ない。
 
 
稲垣
音出ないですね。
 
 
  宮尾、もう一つの機器でzoomに入り、いろいろな角度の宮尾さんを楽しめる。
 
 
宮尾
すみません、遅くなりました。帰り道でやりとり聞いてました。
 
稲垣
じゃ、今日あったことと、今の気分をお願いします。
 
宮尾
仕事で、AIで動画編集していて、こういう風に編集してくださいというだけで、挿入すべきとこに文字とか入れてくれるみたいなのを今日初めて使ったら、すごいスムーズで、昔、何時間もかけてやってたのが、15分くらいでできちゃって、この流れは止まらないだろうなって。今自分がすごいと思ってたのが、2、3ヶ月後には普通になってるんだろうなって。すごいと思う反面、これから仕事ってどうなってくんだろうなって思いました。あと、今美容クリニックの広報担当してるんだけど、新人の人の練習台になってて、お肌がぷるぷるです。
 
みんな
本当だ。肌綺麗ー。
 
宮尾
今の気分は、お腹空いてます。
 
稲垣
そりゃそうだ、仕事終わりで忙しい中、ありがとうございます。
 
宮尾
ナッツ食べながら参加してます。
 
稲垣
美容はね、良いですよね。
 
宮尾
美容はね、気分、上がりますねえ、
 
稲垣
やっぱ、美容ですよね。
 
宮尾
稲垣も鍼で美容とかあるでしょ?
 
稲垣
そうですよね。美容鍼ってジャンルがありますからね。
 
宮尾
じゃ、もうやってんじゃん。美容。
 
稲垣
やってはいないですけどね。美容。
 
宮尾
俺が今回演じる役、真崎恒雄はこだわりが強いけど、美容とかやってるのかな?
 
丑野
どっちもありうるなあ。とことんやってるか、そんなの自然じゃないとか言ってヒゲ伸ばしてるか。
 
宮尾
こだわりのヒゲとかね。キレーにデザインされたヒゲとかね。
 
三浦
ヒゲはアリかもですね。
 
宮尾
あと、うん。って口癖の言い方どうするか、だよね。すみません、なんかアイスブレイク終わって作品の話しちゃってる。アイスブレイクブレイクしちゃってる。
 
稲垣
役があると日常の些細な一つ一つがこの役ならどうするんだろうって考えられるの良いですね。
 
丹澤
今回の舞台、結構抽象的でなく具体的な部分が多いから、イメージもしやすいかもね。
 
三浦
いつも作品について考える時、その作品ってこの曲だよなってものを聴きながら考えることがあるんですが、まだこれってのがなくて、皆さん、なんかこの作品ってこの曲だよなってのありますか?
 
稲垣
めっちゃ面白いですね。そんな考え方したことない。
 
三浦
戯曲にとらわれないために、戯曲じゃない何かを用意するって事、結構しますね。
 
稲垣
全然、パッとは出てこないけど。
 
宮尾
曲名出てこないんだけど、これってのがある、ウェスアンダーソンのダージリン急行のオープニング?口で歌っても良いですか?
 
 
↑これ?
 
稲垣
なんか聞いたことありそうでなさそう。
 
三浦
洋画だったらウェスアンダーソンかもですね。
 
宮尾
邦画だったら、稲垣は、昔のテレビドラマとか影響受けてそうよな。
 
稲垣
ああー。まんまですけど、山田太一の岸辺のアルバムの曲とかですかね、
そのまんま岸辺のアルバムですけど。
 
 
三浦
この戯曲の印象、ちゃんと不条理を感じていて、別役実とかイェリネクとか。書いた側の感覚としてはどうなんでしょうか?
 
稲垣
確かに、今日後半の長台詞覚えていて、口調がめっちゃ別役だなて思ってましたね。
感覚としては、岩松了の『お茶と説教』をカハタレの戯曲読む会で読んでいて。
 
この影響があるにはある。つまり、何も起こってないように見えて、水面下で見たいなドラマのあり方。でも耐えきれなくて、後半起こしちゃうみたいなのは体質なんだと思う。
 
三浦
ああー、岩松了、なるほど。
この公演。最後ちゃんと笑えるか、最後ちゃんとひかせられるかってのが肝で、それまでを仕掛けなり、演技なりで、観客を飽きさせず、何だろうという興味を惹き続けることが大事。そこを面白がりながら考えていきたい。
 
 
  会場の写真が画面共有される。
 
 
みんな
おおー。
 
三浦
今考えているのは、囲み舞台で考えていて、真ん中にソファあって、窓から外見えるようにして、結構狭いんだけど、真ん中からリッチな照明器具ぶら下げたいと思っていて。机、どうしようかなと思っていて、サカナクションのライブみたいに、これ伝わるかな?会場にある展示台うまく使えたらと思ってます。
 
 
  と、写真に客席や、小道具やら絵が描かれていく。
 
 

 
 
稲垣
え。絵うまー。
 
三浦
簡単にわかりやすくを心がけてます。
 
稲垣
すげー。こういう技術が欲しい。絵、うまー。
 
三浦
で、子役の丑野さんがずっと舞台上で、なんか習い事かなんかの練習してたら面白いなと。
 
丹澤
めっちゃ習い事してるからね。
 
稲垣
十個以上してるからね。
 
三浦
文化系と体育系ちゃんと分配してそうだなって。
大人たちは動きが少なく、やり取りをずっとしていて、子供が動きを担うとかどうかなと思って。
狭いのでガヤガヤ動かすよりそっちの方がいいかなって。
 
宮尾
こういう囲み舞台、一回経験あって、宮沢章夫の『14才の国』って教室って設定で教師がヒソヒソやりとりする話を囲み舞台で、みんなに見られてる感が高まって、よかった。今回の戯曲も家を囲まれているというのは面白いかもしれない。こだわりの生活=誰かに向けたもの。生活をインスタとかに載せてそう。人からの視線を気にしている。
演じる側は尻向けてるのと顔見られてるのと常にずっと両方ある。全身神経はりめぐらせないといけない。
 
 
  と、セリフ合わせ。最初の縁側のシーンを読んでみる。
 
三浦
これ、仁くん、声ってなってるけど、どこにいるんだ。
 
稲垣
すんません、リアリティ考えて、最初子役出さないようにした方がいいかと思って、変な書き方してました。無視してください。
 
三浦
ト書きはしっかりと守った方がいいですか?
 
稲垣
全然気にしなくて大丈夫です。
 
三浦
最初のシーン、ゆっくり始まりたいですね。会話のエンジンがあったまっていない感じ。様子見てる感じで、鳥の声が聞こえて、庭の話するとこから噛み合い始めたい。
相澤が長話している時の真崎恒雄が返事をしないし相槌もうたない、何でだよって思う。
 
稲垣
何でなんでしょうねえ。
 
宮尾
稲垣戯曲っていつもそうだよね。
 
稲垣
ただ長台詞書きたいだけみたいなとこありますからね。
 
三浦
そこどういるのかが面白いなと思っていて、相澤が何喋ろうが気にしてないんじゃないか。あとは生活習慣が違いすぎて珍獣観察してるみたいな、もしくは全然興味なくて別のこと考えているのか。相澤も相澤で、ただ喋りたいこと喋って、別に返答を求めていないから、意外に利害が一致している。
優の立場が難しいですね。これらをどう聞いているのか。
 
丹澤
お客様対応してる感じで序盤はどうかなと思っている。
 
三浦
「内臓までえぐっていただき」ってセリフは大事にしたい。パンチラインですよね。
意外に服とか変えなきゃいけないのか?
 
丹澤
今回衣装の方が入ってくれる予定ですので、色々借りられるかもです。
 
三浦
ありがたいです。
レモンスカッシュ、瓶。
 
 
  と、レモンスカッシュの瓶を見ていく。
 
 
みんな
美味しそう。
 
 
  と、時間が来て終わり。次回もう一回同じとこからやっていく予定。
 
 
本番予約はこちらから↓
 
よろしくお願いしますー!
 

 

カハタレの演劇公演in高円寺 『お城の見える家』公演のお知らせ

 

 

NPO法人劇場創造ネットワーク CTA Caravan’26参加作品

 

カハタレの演劇公演in高円寺

『お城の見える家』

作 稲垣和俊

演出 三浦雨林(隣屋)

出演 稲垣和俊、丑野つらみ、丹澤美緒、宮尾昌宏

 

―――

関係性を構築する上で、人は相手との間で何かしらうまくやろうとしていくわけなのですが、わざわざ取り上げて指摘するまでもない『小さな他者』を相手に感じていることがあります。その延長には、根本的に分かり合えないんじゃないかという不安や、それらを見ないようにすることでしか成り立たない関係性の虚しさがつきまといます。本公演ではこのような『小さな他者』という着眼点で創作した演劇を上演します。お楽しみに。

 

・あらすじ

庭からお城が見えるこだわりの一軒家に住む真崎一家。そこに招かれて、やたらと話が合う相澤がやってくる。こだわりの庭、こだわりのリビング、こだわりの食事。楽しい一日を過ごす一同であったが、小さな違和感が増幅していく。

 

・日時

2026年11月14日(土)15:00/19:30

15日(日)13:00/18:00

※開場は開演の30分前、上演時間は約70分を予定しています。

 

・チケット料金(全席自由・現金のみ)

予約 3,000円

当日 3,500円

※当日券の販売についてはカハタレX:@kahatarenoにて告知します。


予約フォーム:https://shibai-engine.net/prism/pc/webform.php?o=u9wxc3wk

(シバイエンジン)

★CTAcaravan’26 全公演通しチケット:10,000円

電話予約のみ:080-1155-6074(主催代表電話/平日10時~17時)

 

・場所

Uptown Koenji Gallery(東京都杉並区高円寺南3-23-16,2F)

①JR中央線・総武線/各駅停車 高円寺駅南口徒歩10分(※土日は快速が止まりません)

②東京メトロ丸の内線 新高円寺駅北口徒歩5分

※会場は2階で、階段のみになります。

 

・スタッフ

劇作協力:南出達行

宣伝美術:杉原徹平

撮影:宮尾昌宏

衣装・当日制作 木嶋美香(回人回製作所)

協力:伊原雨草、神田智史

企画・制作:カハタレ

お問い合わせ

kahatarekahatare@gmail.com

080-5367-7600(代表)

———

主催:NPO法人劇場創造ネットワーク

助成:アーツカウンシル東京[地域芸術文化活動応援助成]

 

―――

【カハタレプロフィール】

演技と戯曲の関係を探り、創作戯曲を上演する俳優と劇作家による演劇集団として2021年に旗揚げ。演技感覚で書かれた際に起こる身体的な台詞を探求している。演技の拡張が新しい言葉に繋がるという考えのもと、様々なジャンルのワークショップを開催している。また古典戯曲の読み合わせなども定期的に行い、古典作品を出発点にした現代戯曲の作品を上演している。

・稽古場ブログ「カハタレ日誌」

https://kahatare.hatenablog.com

・カハタレHP

https://kahatare.studio.site/

 

20261001 『愚かな者の書』★アンケートまとめ+公演写真

9月5日~6日に上演いたしました、カハタレの演劇公演in王子「愚かな者の書」にご来場いただいた皆様、アンケートにご協力いただきありがとうございました!

 

アンケートに記載いただいた感想を、公演写真とともに一部ご紹介させていただきます。

基本的には原文ママですが、読みやすいように調整させていただいているところもあります。ご了承ください。

ご観劇いただいた方も、観には行けなかったよという方も、ぜひ他の方の感想をのぞいてみてください。

(※匿名でのブログ掲載にOKいただいている方のアンケートから紹介いたします。)

 

★感想(順不同です)

 

・多くの人が思い当たるような日々生きていて引っかかるものが描かれており、とても生々しく、実感を持って観られました。おもしろかったです。

 

・文学フリマで気になっていたつらみさんの『愚かな者の書』

 本を買い損ねていましたが、演劇ではじめて観られて感動を通り越して泣き笑いしました。とても面白かったです。身に覚えのありすぎるモヤモヤに心の声のツッコミが気持ちよくもさむいぼがでました。

・女性モノローグの演劇って少ないと思うので、本当に貴重なものを見せてくれてありがとうございました!面白かったです。主人公に対してイジワルな気持ちを抱くことも可能かもしれないのですが、そんなことも全くなく素直な気持ち(応援したくなる気持ち)であっという間の70分でした。丑野さんの次の作品も楽しみにしています!

 

・テンポ感が良くて原作の良さが生きていた。

 

・おもしろかったです。印鑑3つあるとはおもいませんでした。

・いろいろ考えさせられるテーマでした。自分では気づいていない愚かなことってやっぱりある気がしました。人にはサードプレイスが必要なのかもしれないと思いました。

 

・脚本を読んでから観たのですが、舞台になったことでオロカの愚かさが一層迫ってきてよかったです。色々な結婚相談所が、心に寄り添うとか言いつつ、結局女性を男性に都合よく利用しているのだな…と気付かされました。強烈な役が色々あって深刻になりすぎず楽しかった。

 

・ディテールと感情にウソがないお芝居だと思いました。125まで生きるというのはよくわからないですが…。採卵のエピソードは何というか強烈でした。

オロカさん行動力あって自分の代わりに愚かなことをしてくれてある意味ありがたかったです。あと占い師さんの声が良かったです。演劇ぽくない?みたいな話もありましたが、ラジオドラマ味もありました。

・ラストの台詞が痛快さあり良かった。僕もLINE型ではなくX型人間です

 

・なぜあんなに行動的なオロカが報われないのかとは思うが、まあ結果を目的としてなかったのだから行動が目的なためシカタナイのか、支払いに苦しむ所も欲しかったか?(テンポが悪くなる?)

 

・じゃりじゃりしていてとてもよかったです。時折真に迫ったかんじがありましたが、誰かの体験談もまざっていますか?

・面白さと真剣(深刻)さのバランスもよく、どちらも刺さりました。カウンセリング受ける側が傾聴してるのいいですね、婚活は就活みたいなものか、確かにとか……。女性同士のお見合いや友情婚特化のサービスとか考えたこともなかったなとか勉強になりました。

ロシアドメイン怖すぎます。文フリで本にして売ってくれたら欲しいなと思ったらなってました(笑)

 

・男性です。愚かだと思いながらみていました。自分は大丈夫だという気持ちがあってどこか距離を感じてみていましたが、終演した瞬間になぜか自分事のように感じられて少し怖くなりました。

 

・小道具の使い方がスタイリッシュでかっこよかった。私も出会ったことのある強引な詐欺師たちがリアルでかつての悔しさを思い出した。女性の主人公でこういうリアルなトホホ話は少ないのでおもしろかった。

・たいへん面白かったです。「決断できない愚かさ→愚かにならないと決断できない」と変わっていくように見えて、一つの姿が確立された末に恨み言が残されて終幕するのは、人間らしさと異形らしさが際立つような画的さでスマートで快かった。特筆して演技面が輝いて見えた。また聞こえてくる音が、声が、ずっと面白かった。

 

・細かい場面切り替えがどう上演されるのか気になっていましたが、テンポ良くきれいにスムーズにつながっていてとても見やすかったです。

オロカちゃんの注射シーンやハンコ押すシーンの、手先の不器用な雰囲気がリアルでした。

きりちゃん、カウンセラーも占い師もすごいいそうなかんじがめちゃくちゃ良かったです。どの役もはまっていました!

 

・色んな事の解像度が高く、身近な問題だったり出来事としてリアルさを感じながら楽しめました。ハイライトがいさぎよいのが気持ちよかったです。

 

・小劇場は初めてでしたが、とってもおもしろかったです!かっこよかった!!

 

・自分がなにをしたいのか確信が持てないことがむしろいろいろな行動を起こすことの推進力になっていることがおもしろいと思いました。

 

・わたしは演劇をたくさん見てきた人間ではないのですが、狭い舞台で「それっぽさ」を出すために、そういう「てい」で動いたり、小道具を動かしたりする(今回は椅子の動かし方が印象的でした)俳優の動作のスマートさがいつも見ていて楽しいと感じます。主人公は動作性IQ低めというていでの演技がなされ、ぎこちない動きが演じられるわけですが、それでも薬の注射は不器用なりに繰り返すうちに上達して、職人技みたいになっていく。このような地に足のついた「身体の引き受け」の先にこそ人生が続いていくのかなと思いました。

ですがこのような、いわば小さな自分の生活に埋没する態度、「生活を美しくすることが戦争への抵抗」というもっともらしいテーゼの陷阱、限界もコロナ以降を生きる私たちはすでに知っているわけで、「引き受け」のその先もすでに問われていると思います。愚かさが何も解決しないまま125歳まで世界にしがみつくというのも一つの解答だと感じました。

個人的に、個人のアイデンティティ探求がすべて資本の倫理に回収されていく構造については、ディストピア的だとは当然思いますが、何者でもない人間(私や世の中の多くの人々)にとってはありがたいことだとも思っており、アフタートークでそこらへんが補足されていて共感しました。(お金を出さないと相手にしてもらえないとは、逆にお金があればなにかしら相手してもらえるということ)

 

★みなさんの「愚かなエピソード」を教えていただきました。こちらも順不同。

それぞれに思う「愚かさ」にも少しずつ違いがあり、興味深く拝読しました!

 

・スマホを電車に3回忘れました

 

・ヘテロ女性であることの愚かさみたいなものを感じています…。男性と結婚したりとか。

 

・30過ぎて片思いしてた人を2回くらいご飯に誘ったものの、何もなく何もできずにしびれを切らしていきなり告白して案の定フラれています。まじ思い出したくない。全員殺してなかったことにしたいです。

 

・ナシゴレンという料理名がまだ一般的でなかったころ東南アジア料理屋でメニューを読み間違え「えーナレゴンって料理なんだろー」といって、「ナレゴンください」と注文したが店員に「え、何ですか?」と言われたので「ナ・レ・ゴ・ン」とゆっくりはっきり言ったことがあります。

 

・中学生の頃秋葉原でオーディオ機器が安く買えるとキャッチにあい、先に支払いをしたが商品が届かなかった。

 

・中学の頃、椎名林檎にハマり、少しでも近づくために巻き舌と口笛を猛練習し、いずれもマスターした。

 

・今は昔、サブスクが今ほど融通きかなかったころ、あるサブスクに31日に入ってひと月分まるまる無駄に払ったことがあります

 

・精神科で薬をもらわないと外出できないのに、精神科の薬がなくて外出できないから精神科の薬をもらえず、ずっと薬がない

 

・これめっちゃ難しいお題ですよね

へこむ悲しいエピソードは事欠かないですが、面白いエピソードが思いつかないです笑

 

・勢いで「プレステ1」のコントローラーとコントローラーハブを最近沢山買ってしまった。そんな大人数で「プレステ1」をやる予定なんてないのに。

 

・ごめんなさい…こういう時に思いつかないです。。寝る前とかに思い出してしまいそうです。。

 

・居酒屋からカラオケに移動するときに靴を忘れた。気がついて居酒屋に戻ってみるとすでに閉まっていたのではだしで始発に乗って帰った。

 

・とあるイベントに参加の際、少し悩み宿泊をしたのですが、一晩考えて、翌朝料金を確認すると値上がっていて、諦めて予約して当日チェックインをすると、ベッドに枕が二つありました。そうダブルベットの部屋でした。当日再会した友人を招き入れてそれは楽しい日々でした。宿泊費もいただいたのですが、もっときっちり精算すべきだったのか、そもそもその考えダメなのか、特に異性だったらどうするのか、ベッドに初めて共に寝るのが同性だったこと、なぜヤツは異性じゃなかったのか、ネタ写真の撮影頑張ればよかったのか、もっと面白く書けるかと思ったが実際ものすごくグダグダなこと、、エピソードとしていくつかあるのに最初に書くことが金銭というのも本当にオロカだと、、、というそもそもこれらの考えが愚かしい+読みやすくキレイに書けなかった事

 

・特になし。基本的に前向きなので過去は振り返らない。

 

 

★ここからは丑野さんに寄せられた質問に本人からお答えしていきます!

 

Q 「丑野つらみ」という名前に込めた思い、コンセプトは?

丑野 特に思いやコンセプトは込めていないです。ふざけた名前にしようと思ってつけました。

 

Q 「愚かな者の書」を文フリで買ったので、一冊も売れてないことはないと思うのですが?書いた段階での想定ですか?

丑野 これはあくまでもノンフィクションかフィクションかよくわからない作品として書いています。

 

Q 作劇の上で意識した点、ここは印象付けたかった点は?

丑野 とにかく頭にある書いてみたいことの種を元に書き通すことが目的だった感があるのであまり執筆上の意識みたいなのは無かったですが、ラストに暗闇から顔だけが照らされて浮かび上がるシーンは印象付けたいと思っていました。

 

Q 書く前と書いた後何か変化はありましたか?

丑野 それまで何も作品を出せていないということがコンプレックスだったが、戯曲を書いて文フリで出したことがある人になった。

 

ーーーーーーー

 

今回のアンケートまとめは以上になります!

観劇後の短い時間の中でたくさん書いてくださり、ありがとうございました!

『愚かな者の書』本番日観察記録

 
20260905
 
9時
丑野、伊原、稲垣、王子スタジオに到着。
 
とにかく急いで舞台から見える雑な部分をなんとかしなければならない!
謎の埃まみれのケーブルがグネグネしながら天井からぶら下がっているから照明の関係でめちゃくちゃ謎の影ができる。これをホコリと格闘しながら照明ついてる棒のとこに巻き付ける!
 
照明を包んでいるアルミに何も考えず貼った緑の養生テープが存在感を発揮してくるので、クロガムを貼りまくる!!
 
丑野さんは掃除してくれている。そして百均に靴袋用のナイロン袋を買いに行く!
 
トイレ付近の掃除グッズや棚のごちゃごちゃをありとあらゆる布で覆い尽くす!!
 
その間に木谷さん、桐ちゃん、丹澤さんが到着し、それぞれセリフ合わせながら作業している。
様々な布にアイロンかけている!アイロンかけている!!アイロンをかけながらセリフを合わせている!
 
丹澤さんは予約表を印刷してくる。役者しながら制作してくれている。頭があがらないぜ。とんでもない化け物だぜ。
 
それに応えるように、(応えられているのか?)僕は劇場内の目に映るゴミゴミした雑雑した部分を布と養生とクロガムで覆い尽くしていく。
照明のコードはモジャモジャ過ぎて無理なので、観客たちよ、頼むから上を見ないでくれと願う。
 
 
10時過ぎ
通し稽古。
 
昨日のゲネであったプロジェクタートラブルが解消される!伊原さんがWi-Fiを持ってきたから。偉大なり伊原さんのWi-Fi。
しかし照明はめっちゃ間違えていたらしい。
 

 
11時過ぎ
昨日届くはずだった南出くんからのカハタレ書籍が入ったレターパックが無事届く!
無事届いた!無事届かない可能性があったので、無事届いたことが非常に嬉しい。
 
12時過ぎ
テンパっている。
撮影スタッフとして宮尾さんがやってくる。ボケ倒してくる。素早くボケてくるけど、テンパっているので、全然つっこめない。
受付どうしよう、靴袋出しておいた方がいいか、客席これで足りるか、会場寒くないか、照明つかないトラブル、お昼食べてないから差し入れでいただいたバウムクーヘン食べたいのに、どっかいっちゃうし、ああー、って感じだったけど、開場前に全員集合して、落ち着いていきましょうてみんながみんな言ってて、深呼吸したら何とかなった。
 
12:30開場
13:00開演
良い感じの公演になる。
愚野オロカの漠然とした不安が様々な行動を掻き立てているという印象はあったが、今日見てて、助けてとか救済って言葉を何度か言ってて、助かるって何なんだろうって思った。
 
柿内さんとのアフタートーク
演出の丑野さんが稽古場でうーんうーん言ってつくってきたさまがカハタレらしいとの柿内さんの発言。これまでは僕だったり、演出的立場にいる人がうーんうーん言いながら、まわりが色々言ってつくってきたのが今回丑野さんに入れ替わった。
柿内さんの印象では、カハタレはうーんうーんって言いながらその場でウロウロしているのに、何故か固い芯みたいなものはあって、それだけは違うみたいなものはしっかり持ってる。今回の作品もそんな要素があって、これこそカハタレの公演だ!!と思ったとのこと。
さらに愚野オロカが捉えてる人物に対する感覚は2種類くらいしかないんじゃないかという三人芝居で起こっている現象への指摘や、エッセイ漫画とエッセイ演劇の違いの話などで盛り上がる。エッセイだったら見れなかったかもしれないけど、演劇だったから見れるという話が興味深かった。
 
柿内さんはカハタレに入るのかどうなのか問題が浮き彫りになり、すごい、何だろう。ずっと誘っていいのかどうなのか、負担をどこまでかけて良いのかどうなのか、わからずうやむやと時が過ぎ去ってしまい、これは、本当、何だろう。恋人になるのか、どうなのかみたいな絶妙な期間のあの感覚にめっちゃ近くて、うわー、ってなって、しばらくもだえる。しばらくっていうか、ずっともだえていた。
ただ柿内さんの新作『人間関係の構造と手立て』は非常に面白く、これ、一人芝居できるんじゃないかって思っているので、なんかしらやりたい。ワークショップも良いねという話になる。
いつも驚くのは、柿内さんってカハタレのことをカハタレに関わっている誰よりも分かってくれている気がする。というかカハタレという活動を言語化するのが上手すぎる。話聞くと、え、そうなのかって納得しちゃって、むしろそれに影響されてこっちが活動したりしている。不思議である。
 
物販もちゃんと売れる。
愚野オロカに読ませたい柿内さんの『人間関係の構造と手立て』と『愚かな者の書』の戯曲をセットで買ってくださる方がいて、非常に嬉しかった。
 
稽古から仕込みから諸々手伝ってくれている神田くんがこの回に来てくれて、照明に関する的確なアドバイスをくれる。
伊原さんをいじっている。
 
 
15:00過ぎてがっつり休憩
役者たちは各々食べてがっつり休憩するということで、伊原、宮尾、丑野で大戸屋に行く。
熱い話をした気がするが、どうなんだろうか。途中から鍼灸謎かけ始まる。
 
丑野
鍼灸とかけまして、赤ちゃんの肌とときます。
 
みんな
その心は?
 
丑野
どちらも、ハリがあるでしょう!
 
みんな
おおー。
 
稲垣
鍼灸とかけましてビリヤードとときます。
 
みんな
その心は?
 
稲垣
どちらも灸(キュー)が大事でしょう!
 
みんな
おおー。
 
宮尾
鍼灸とかけまして、骨董屋とときます。
 
みんな
その心は?
 
宮尾
どちらもツボを扱うでしょう。
 
みんな
おおー。
 
としている中で、伊原さんだけ整わず、悔しそうな顔をしている。
伊原さん、本番中に急に整わないでくださいよ、なんて言ってる。
(のちにちゃんと整う。徒然草とといて、どちらもケンコウでしょうと言っていた。教養が匂う。)
 
なんでそんな流れになったのか。
「道後温泉のLAWSONの看板のLの文字だけライトを切ってます。何故でしょうか?」というクイズを出す。
 
宮尾さんの回答
LAWSONのLにはlowという低いって意味合いがあるから、温泉の温度的に低い意味合いを付与するのがどうのこうのと言っている。
 
正解はLのところにツバメの巣ができてたから、優しさでライトを切ってたと話すと、怒涛に宮尾さんが反発してくる。
 
宮尾
なんでよ、そんなのLのここじゃなくて、Aのここでも、Sのここでも良いじゃない!
 
っていうようなこと言ってきた気がする。それに対して何故か伊原さんが反論している。なんなんだこの時間。気が抜け切っている。挙句の果てにはデスノートのLと夜神ライトがどうのこうのと言っている。
 
17:20
宮尾さんのカメラで集合写真を撮っていただく。
今度はみんながみんな、気を引き締めてと口を揃えて言っていて、気が引き締まる。
 
18:00
本番開始
 
気が引き締まって、さらに良くなっている。
木谷さんの言葉が回を増すごとに実感を伴っていく。観客にもその実感が伝わっていると感じる。ハンコのシーンで笑いが起きているのが嬉しい。
桐ちゃんも丹澤さんも登場人物の表し方がはっきり出てきていて、本番ってすごいなあと思う。
拍手の音が大きい。
 
梢はすかさんとのアフタートーク
まずは愚野オロカ体験談という筋の中で、出費がどんどん高額になっていく、安心して見られるコメディでありながら、男性として生きている上では見ることができないところにカメラが当てられたり、医療行為が舞台上で描かれることによる生々しさがあり、劇場に来てるんだけど、剥き出しの現実と向き合わされるような感覚があった、という話をはすかさんがしてくれる。
そこから、丑野さんによって、全ての人間は、LINE型(一対一のやり取りが主)の人物とX型(世界全体に発する)の人物に分かれるというコミュニケーションの矢印論が展開し、私は2011年の震災前からXをやっているので、もう存在がXだという発言が起こる。
戯曲構造の話、世界の捉え方、これは演劇なのかという話や最後の発言で一気に呪い、妖怪化することなど話しながら、あっという間に時間が過ぎて、終了。『愚かな者の書2』を期待される。
 

 
 
終わって振り返りしていたら、伊原さんが照明どうだったか聞いてきて、良かったと伝えると、俺もそう思うと自画自賛してくる。前半グダグダだったらしいが、これが伊原さんだよねと思い出す。この人も役者なのだ。照明という機構を使って演じている。だからミスることもあるけど、とんでもなく良い瞬間が起こったりもする。
 
行ける人たちで、軽く飲む。お通しが難しい豆腐だった。場所をすごくとっていた。

 
はすかさんにここぞとばかりに相談してると、エッセイ戯曲の上演企画はありではないかと提案される。フェスでもするか?いろんな人に書いてもらって。
 
 
20260906
 
漫喫に泊まって、ブルーピリオド読んで号泣する。頭ぼんやりしていてソワソワしている。
帰りたくないという意識もあって、ソワソワしている。
雨が降っている。
 
8:00
コメダでこれを書き始める。
 
9:00
雨が降っていて寒い。
王子スタジオに到着し、本番観察記録を書き連ねる。
 
10:30
ちらほらとみんな集合し、バラシの打ち合わせをしながら、掃除したり、客席準備。
桐ちゃんと木谷さんはセリフを怒涛に合わせている。
 
友田さんの本の内容を思い出していて、新千円札を眺めてみる。
ホログラムみたいに、いろんな角度の顔が見えるようになっている。こんなとこに金かけるなよなーって言うと、それは偽造防止対策だよって言われて、なるほどと思う。丑野さんが今の千円札は一万円札感あるよね、と言い、野口英世は千円札感あったよねと言う話で盛り上がる。
 
伊原さんがドストエフスキーの『地下室の手記』ってエッセイ感あるよねって話をしている。
丑野さんは2を書けるかわからないけど、新作で書きたい内容はあるらしい。
 
一番最後のカーテンコール前、照明がつくまでの余韻を調整。
 
12:20
雨が降っている。
全員集合し、ラスト楽しもうということで挑む。
 
12:30開場、バタバタしている。
13:00開演
やはり良い。演技が崩れなかった。やり切った。楽しかった。
見ていて、ワンピースのチョッパーのこと考えていた。人は2度死ぬ。実際死んだ時と誰かに忘れられた時だ。というような感動的なセリフを医者が言っていたが、愚野オロカは死んだ後も生き続けてしまう、誰かから規定された私が心底嫌なんだろうなと思った。ならいっそのこと、2度目の死なんてない方が良いんだろうということなど考えて見てた。そう思うと、確かに柿内さんの『人間関係の構造と手立て』で書かれるところの〈私〉という考え方は非常にわかりやすい。
 
友田さんとのアフタートーク
カハタレワークショップでやったような目をつくる考え方のように、今回の劇を経て色んな人になんか言われた時、心の声ツッコミが起こる体勢がお客さんに備わったのではないかと友田さんらしい見方を聞く。
またエッセイ漫画の枠内にある、地の文めいた文章の距離感がこの劇にもあると言う話や、友田さんの『今を生きるための赤瀬川原平=尾辻克彦』で書かれている、現実からホバーリングしているような、少し浮いている現実というフィクションの話、あるあるなんだけど、これをなんでみんなちゃんと経験していなくてもこういう人いるよねって思えるのか不思議だという話など。
終わってからも話したいことは沢山あり、友田さんの書き方が一人称から三人称へ変わってきていることや、エッセイや小説ってジャンルじゃなくて、姿勢や行為なんじゃないかという話をしてくれて、なんだかすごく腑に落ちる。帰り際、松山でもなんかやりましょうと話す。本の轍の話などで盛り上がる。
 

 
 
松丸さんが見にきてくれている。楽しんでくれたみたいで嬉しい。
 
15:00
終わってバラシ、南出くん、立本夏山さんが手伝ってくれる。非常にありがたい。本当にありがとうございました。助かりました。
 
帰り際に桐ちゃんと話す。なんかドタドタしていて、くだらないことはいっぱい喋っているのに、ちゃんとしたことは喋っていなかったかもしれないと思う。まあ、またclubhouseで話しましょう。
 
最終の飛行機が18:00なので、みんなを残してそそくさと去る。南出くんと歩きながら、ちょっと話せた。丑野さんが入ることでこれまでのカハタレと通ずるところもありながら、新しい側面が出てきていると言ってくれる。
 
17:25
空港の荷物検査に引っかかり、持ってきた針を全部廃棄された。今まで一回も引っ掛からなかったのはなんだったんだ!愚か。あまりにも愚か。あんな大量に持ってくるんじゃなかった。泣きたい。
 
18:00
雨や風があるからか、飛行機が飛ぶのが遅い?
あと、演劇が終わった空気感で寂しくなっていながらにして、待ち時間が長いため、色々と考えてしまう。(すでに鍼のことを忘れていた)
 
 
団体は生物である。うごめいている。これが今のカハタレの在り方なんでしょう。みんな生活があるし、人生がある。
そしたら大きく生活が変わることもあるし、淡々とした日々を過ごす時期もある。
しんどくなったら休めば良いし、関われそうだったら、どんな関わり方でも関われば良い。南出くんが重い黒布を持って帰ってくれた。これも一つの関わり方だと思う。今日のこの団体にとって、あの黒布を持って帰ってくれることはひじょーうに助かった。
だけど、中心にいる人たち、動ける人たちにはもっと負担がかかる。だからちゃんと感謝しよう。感謝するだけでなくて、今の自分が出来ることはちゃんとしておこう。と思ってこんな長々とした文章を書いているのだが、ここまでくるともはや誰も読んでいないだろうから恥ずかしいけどちゃんとみんなに感謝しておこうと思う。
 
丑野さん、カハタレに入ってくれ、こんなに面白く、色んな感情を想起してくれる戯曲を上演してくれてありがとう。
 
木谷さん、膨大なセリフの中で心の声と再現の身体を切り替えながら、面白くもあり、奇妙な現象を巻き起こしてくれてありがとう。
 
桐ちゃん、子育ても忙しい中、セリフ覚え、たくさんの役の特色を構築しながら登場人物を演じ分けてくれてありがとう。
 
丹澤さん、制作しながら役者をし、稽古計画まで立てながら、作品作りを引っ張っていただき、ありがとう。
 
伊原さん、丑野さんのサポートしながら、音響作ったり小道具作ったり、怒涛の照明作業の中で楽しめるところ見つけて楽しんでくれてありがとう。
 
色々と手伝ってくれた、南出くん、神田くん、森さん、木嶋さん、松丸さん、宮尾さん、立本さん、ありがとう。
 
アフタートークに参加してくれた、柿内さん、はすかさん、友田さん、本当にありがとうございました。
 
そして王子スタジオ1の内田さん、ありがとうございました。
 
色んな人の家族、支えている友達たち、ありがとうございました。
 
そしてもちろん見にきてくれたお客さんたち、本当にありがとうございました。
 
なんでこんなことやってるか、普通だったら恥ずかしくて、こんなありがとうありがとう言えないんだけど。
 
多分、団体が自分の想定の範囲から離れ始めているからだと思う。かなり不安なことではあるけど、ワクワクもしている。団体も演技で、想定の範囲内のことしてるだけでは面白い現象なんて起きない。道でない部分に踏み込む部分がないと。ね。だからなんで感謝するのかと言われれるとよくわからないのだが、リスペクト、大事だから。リスペクトの連鎖でしか成り立たないから。結局。感謝しかないから。正拳突きをしたくなってきた。
 
 
そして上演はこれで終わりでなく次に繋がるものである。この演劇の稽古を経て、伊原さんがエッセイの考え方で枕草子を読み直したいと言った。これは非常に重要なことだと思う。
 
そして丑野さんが『愚かな者の書2』なのかなんなのかを書こうとしている。
さらにもしかしたら、柿内さんやはすかさん、友田さん、カハタレに関わっている人たちやこの公演を見てくれた誰かが、私が考えるエッセイ戯曲とはこうだという新たな考え方で作品を作ってくれるかもしれない。
この上演を経て、誰かが何かをつくる。全部連鎖していきますからね。
 
 
21:17
松山は全然雨が降っていない。関東の皆さん。お気をつけて。
 
追記
南出くんの批評
 
 

 

20260830【愚かな者の書】稽古8日目

20260830【愚かな者の書】稽古8日目

 

参加者:稲垣、伊原、丑野、木谷、桐澤、丹澤

 
zoomに入る。
画面がカクカクしていて音声もカクカクしている。序盤からこの状態。大丈夫なのだろうか?
 
稽古して、最後に通すとのこと。
 
もはや稽古とは関係ないのだが、古井由吉『ムージル 観念のエロス』を最近読んでいたのだけど、まさかのエッセイ論が出てきて興味深く読んでいる。
 
ムージルの小説『特徴のない男』の主人公ウールリッヒは仮説主義という態度を取る。それが年とるにつれ別の表現になっていく。エッセイ主義である。という説明から始まって、エッセイとは何かという話に入っていく。
 
と書いていたら稽古が始まった。
引用しようと思っていたが、後で時間があったら引用したい。
 
みんなで祭壇感を出すにはどうしたら良いのか話している。
 
白い布を用意することになる。
 
みんなで最後のシーンに悩む。
 
稲垣
一番最後にオロカが喋るセリフって本当にオロカが言いたすぎることで、社会性全くなしの、普段から周りに言いまくりたいほどのことなんだろうけど、ずっと押さえつけてたものなんじゃないか。
この部分のセリフに比べたら他のセリフの言いたい度って、三割にも行かないんじゃないか。
 
丑野
葬式なんて社会性の極みですからね。
社会性とか共同体の権化が葬式。
こんな共同体に一方的に解釈されるのなんて無理っすってのが最後のシーンのやり取りなんですよね。
 
稲垣
実際には葬儀をめちゃくちゃにするなんてしてなくて、普通通り葬儀は進行しているんだけど、心の中ではもう無理、めちゃくちゃにしたいが起こっている。こういう状態が葬儀のシーンで出たら面白いよね。
 
丑野
しかし絵としてそんな強い何かを出したいわけではない。
 
伊原
一番最後のセリフのとこってかなり真向きな絶望!
観客としても何かしらの積み重ねなりカタルシスが欲しい。それが丑野さんの中でなんなのか。
 
桐澤
私思ったのは、祭壇を綺麗に作ったのを、壊すではなく、綺麗に片付けていくっていうのがオロカっぽいなと思いますね。
 
みんな
あー。
 
丑野
あー、それはありかもですね。
 
 
やってみることになる。
 
 
丑野
怒りっていうより、晴々しい感じが入ってきても良いかもしれない。
 
 
色々やって、良い感じに決まっていく。
 
 
伊原
祭壇までの距離を長くしても良いかもしれない。花を入れるとこじっくり見せたいね。
 
丑野
あー、そうですね。葬式ってストローク長いですしね。じっくり歩きながら、天の声を浴びせましょう。
 
 
と、さらにアイデアがあふれて、さらに良い感じになる。
 
千の風になってをどうするかちょこちょこやりとりする。
 
 
がっつり休憩後、
最初のシーン、牛になるシーンを調整する。
 
そして休憩後通しが始まるのだが。
案の定Wi-Fiの関係なのか序盤から接続が切れる!残念!仕込み日を楽しみに取っておきますかね。
 
と、いうことで、僕は僕ができることをやるぞーい。しかしここから先は長いので興味ない方は読まなくてオッケイ。
 
とにかく本番に来てくれい。
『愚かな者の書』9/5、6の土日、王子スタジオ1にてよろしくお願いしまーす!
 
 
さて古井由吉『ムージル 観念のエロス』からエッセイに関する引用
 
「エッセイとは、ひとつの確信の、さしあたりや、ついでながらの表現ではなくて、ひとりの人間の内的な生がある決定的な思考において取るところの、一度限りの、変更のきかぬ形姿なのだ」
 この言葉が大事だと思います。ただ、そのとき誤解してはいけないのは、あくまでもエッセイズムの態度ですから、「変更のきかない」ということは、固定して反復されるということではない。極端にいえば、次の瞬間にはまた別な形姿を描きだしているかもしれない。そのつどの試みのなかであらわれる精神の形姿をくっきり描きだすことです。そのつど、 「一度かぎり」 なのです。また、「決定的」というのも、そのつどの決定です。
 さらにこんなことを言っていました。人が主観性と呼ぶところの、着想の無責任さとか中途半端さ、 これはエッセイからいちばん遠いものだ、と。逆にいうと、ムージルのエッセイズムは、固定したものにたいして責任を負わないという態度でもあるのです。ただ、それは主観からくるものではない。
 それから、真実だとか偽りだとか、あるいは賢いとか賢くないという評価は、ここでは該当しない、なじまないという。固定的に真実だとか、固定的に偽りだ、ということでしょう。ある事実をある方向からみれば真実でも、また別の方向からの見方もある。真実か真実でないかが固定しないとしたら、当然それに対処する態度として、賢いとか賢くないという評価も該当しないわけです。おそらく、いわゆるエッセイというものが、人生の真実を伝えるとか、人生の知恵を伝えるとか、そういう評価を受ける、そのことへの拒絶だと思われます。
 さらに、エッセイズムが起ってくる所以としてこんなことを言っている。二つの精神態度が ある。一つは、厳密であることに満足して、事実にすがりつく。 「満足」を「断念」という言葉に置き換えてもかまわないと思います。もう一方は、常に全体を見る。感情とか情念とか魂とか、あるいは永遠にして偉大な真実などというものに価値をおく。 前者は厳密であるけれども、その態度から出てくる結果は往々にして何の価値もない。後者の態度はきわめて壮大ではあるが、往々にしてその言っていることは真実でない。この中間をいく態度をエッセイズムと称しているわけです。
 また、真実を求める人間は学者となる、 主観性を求める者は作家となる少し乱暴な分け方と思われますがしかしその中間にあるものを求める者は何になればよいのか。答えはエッセイストになるということですが、中間にあるものといっても、玉虫色ではない。というのも、この中間にあるものの例として挙げたものが、道徳律なのです。これはよく肝に銘じておいたほうがいいでしょう。

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長々と引用をしてみたが、正直何を言いたいのか全然わからない。ムージルなのかムージルの『特徴のない男』に出てくる登場人物なのかの異様なエッセイに対するこだわりがあることと、古井由吉がそれを見抜いて説明してくれているということはわかる。どうやら、一般的に考えられてきたエッセイとは違うということをたくさん言っている。エッセイには元々フランス語で試みるという意味が備わっているようで、ムージルの考えもそれに準じているらしい。我々がエッセイについて考えるような「まだはっきり形にならない思いを表現する方法」や「論理とも感情ともつかない中間的なところで物を表現したい」という曖昧な認識態度は違うらしい。つまりエッセイとは仮の表現とか、ついでながらの表現とか、そういうものではない。一つの決定的な表現をしたとき、その人間の内面が、どういうくっきりとしたすがたかたちを取るか、それをそのつどあらわすのがエッセイである、と古井由吉がまとめてくれている。
 重要視されているのは、そのつど人の精神が取るところの運動、あるいは確固とした存在といったものらしい。
 決定をすること。その点でどういう精神が取られるか。そしてその決定にはモラルが関わる。そのモラルは固定的な価値観でとらえられるものではなく、人が魂の全てを上げて道徳に対して行為できる、その前提条件の追求であるらしい。さあ、さらに何をいっているのかわからないが、古井由吉もここら辺でもう危ないので深入りするのはやめますと逃げ、運動という言葉から触発されての自身の文章論を書き始める。
 
『愚かな者の書』もさまざまな決定、決断が起こる。それは精神的にはっきりさせた決断というより、なんか違う、なんかやってみたい、という、なんとなくの決定の連鎖が起こっている気がする。そして確かに愚野オロカはその決定のたびに、その経験のたびに、なんか違うとか、これで良いんだろうかとか、騙されているんだろうかとか、いや無理だとか、色々考えることになる。率直に嫌悪を表すこともあれば、どうなんだろうとモヤモヤすることもある。吹っ切れてこの体験は今しかできないって熱中することもあるし、一言鋭いツッコミで刺すこともある。この戯曲がエッセイ的だと主張したいわけではないんだが、確かにこの戯曲は、何かを試している。試してみてモヤモヤしてを繰り返している。繰り返すたびに違うモヤモヤを得ている。
 というかそもそも物語ってものはありとあらゆる決断が示されて、その積み重ねで展開されているものであるとも思うのだけど、それと何が違うんだとも思うのだけど、確かに何かが違う気がする。試してみる。やってみる。決定する。その都度そこから見えてくる考えを示す。精神性が連なる。それは真偽とも違う。考えの連なりによって積み重ねられているということなのだろうか。
 
あとは稽古を見ていて、本当に試すことからしかわからないもんだなあとzoomで見ている。試して、うーん何か違う。試して、これだ!となる。試して、試して、試して、試して、の積み重ねでしか演劇は形作られていかない。こういう書き方すると実にエッセイ的と言えなくもないのだが、そんなこと書き始めたらありとあらゆることはエッセイ的だと言いたくもなるのだが、なんだろう。確かにこの戯曲の試みは面白いのかもしれない!

20260829【愚かな者の書】稽古7日目

20260829【愚かな者の書】稽古7日目

 

参加者:稲垣、伊原、丑野、木谷、桐澤、丹澤、神田くん、森さん

 
  例のごとく、zoomで稽古場を眺めている稲垣  
 
  俳優の神田君が稽古場に来てくれている。
 
  神田くんが伊原さんの顎鬚をいじっている。
 
神田
顎だけ伸ばしているのおかしくないですか?
 
稲垣
髭好きなのって男だけだよね?
 
伊原
稲垣くん、違うよ。清潔感ある髭は全然大丈夫だよ。
 
稲垣
まあ、確かにキャラ付けできていい感じしますね!
 
 
  最初から通す。
 
 
丑野
なんだかキャストの皆様がかなり頑張ってくれている結果、整理していない後半以外かなりまとまってますね。
 
 
  休憩。
 
  画面に千疋屋のゼリーを見せてくる神田くん、差し入れに持ってきてくれたらしい。大人だ。
 
 
  モリエリさんが来てくれる。
 
  木谷さんと森さんの自己紹介が始まる。
 
 
稲垣
Tシャツおしゃれですね。
 
森
これ、ガラパゴスの鳥。ラテンアメリカのフェスで買った。
 
稲垣
え、それ僕も手伝ってましたよ。夏山さんと伊原さんが運営してたやつですよね。
 
 
 
  神田くんと伊原さんと森さんが画面に向かってイエーって言ってくる。
 

 
 
  と、通した感想へ。
 
丑野
コメントしてきます。
終盤以外は良いかと。
最初の方のチーン助けてー。鳴らないね。
 
木谷
持ってきた流れだから、良い場所でセットできない結果鳴らない。
 
丑野
音響で鳴らしちゃった方が良いかもですね。
 
伊原
用意しといて、使わなければ使わないで良いので、一旦こっちで音用意しときます!
 
丑野
次は、人間牧場、どうしよう、この後しますか?
あと、カフェの自民党のとこ、演技的には問題ないけど、客観的に見て、自民党に反対してる人を揶揄しているように見えたらやだなと思ったけど、どうでしたか?
この人が言ってることはその通りだけど、マッチングのお見合いの場でそれを語られることに対するしんどさ。言ってることには同意だが、なんというか。ってことなんですが、私としては気にならないが、人によって政治の話することへの揶揄と思われるのが嫌だな。
 
 
  今ので間違ってるとか変ではないけど、色々と談義する。
 
 
丑野
卵子凍結の自室でオロカが注射する所、後ろ向いて注射する時に観客からはわかりづらい?と思ったかもしれないけど、どうなんでしょうか?見え方について聞きたいです。
 
伊原
言われた通り注射してるとはわかったけど、
 
丹澤
あそこ後ろに何か投影しているのではないけど、後ろに映っている想定でやってましたけど、もっとバインダー見ても良いのかな?
 
桐澤
料金が五万円になりますの合わせ方、トーンの合わせ方もしていなくて、メカが言ってる感じでいいんでしょうか?
 
丑野
そうですね、機械音声みたいな感じで良いですね。
で、若干気になったのは、医者の現時点では卵子提供でうんぬんカンヌンが笑い混じりになっているのをまじえない方が良いかなあと思って。
 
OKグーグルのところは結構ガラッと変えてコミカル調にしてもいいかなと思ってます。
 
知恵袋もっと早めにセリフ入ってカットしちゃっても良いかなと思いました。
 
知恵袋さんのキャラももっと濃いめにやっても良いかなと。
 
チャットGPT結論を食ったのってどうなんでしょう。
 
丹澤
あれは昨日セリフ合わせで、それぐらいにいっても良いかと、
 
丑野
安易な提供を避けるべきだってワードを聞くべきことが大事かもしれないですね。
 
最後の葬式のオロカの位置少し考えたいですね。
千の風はカラオケのバックミュージック流して歌ってみたらどうかと思ったが。
 
他の人の感想はいかがでしょうか?
 
神田
面白かったです。
 
みんな
絶対もっとあるのに、飲み込んだ感想している。
 
神田
話し出しとか話題が変わるとことか切り替わりがアンニュイな所があって、いいとこもあるけど、見づらさもある。呼吸を入れるとか。中断に対する一呼吸が大事かなと思った。
 
伊原
オロカの独白で、占い師との中で長めのとこがあるじゃない。独白でこっちをちょいちょいみる時とかに、占い師がどう言うふうにいるのか。照明変えるのか、見方を統一した方が良いのか、どう見せていくのかが良いのかと思った。
 
丑野
照明の切り替えというより、演者のパキッとした切替って感じなのかなと思った。
今もやってくれているのを、もう少しパキパキってしっかりした切り替えを入れていくってことかなと思った。
 
桐澤
オロカの独白シーンの時の占い師、じっとした方が良いのか、本を見てますよみたいな体でやるのか、色々考えないといけないなと思った。
 
稲垣
心の声が占い師のシーンで違う様相を帯びてくる。なんて愚かなんだとか。真剣に考えている。とか、過去のその場にいる自分を真横で見ながら描写している感覚のセリフがある。独白でこっち見るという今のつくりで基本良いので、その発展系として、もはや立ち上がっちゃって、座ってるはずの自分を眺めながらセリフ出してみるとか試してみても良いかもと思った。
 
 
  最後のシーン。
 
 
丑野
儀式が進行していく様子を見ながら、自分がいじられたりすることで、ううーっとなるようなイメージのシーンで書いた。
転換の中で、儀式が進行しながら、ううーっと思うけど、葬式って場面だからその感情を外に出しちゃいけないみたいな。
 
伊原
このモノローグが葬儀に参列している身体なのか心の心象風景として存在しているのかどっちなのか。
 
丑野
身体としては葬儀に参列しているんだけど、セリフとしては心象風景。
 
伊原
オロカ一人こっち向いてて、二人が後ろ向いてるのが、葬儀が淡々と進行していて、オロカが置いてけぼりになってる様子ともはやオロカの葬儀感が出て良い感じするけどね。
 

 
 
  千の風になってはアカペラの方がおもろいかカラオケの方がおもろいか?
 
 
まさかのズームが途切れ途中でフェードアウト!!
 
  千の風になっての行方はわからず。
 
 
来週9/5、6本番です!
絶対来てねえ!