20221113、稲垣、丹澤、徹平さん、
内田百閒の「豹」とそれぞれ昔見た印象的な夢、最近見た夢、を共有して、ブレインストーミングする。
夢、孤独、有機的身体、豹、世界、私って単語からの派生イメージと、次の舞台でやってみたいこと、試してみたいこと、なんかつながりそうな映画や小説、着てみたい服、流したい音楽等自由に書く。
あと人が書いたのに乗っかってイメージをつなげていっても良い。
青、稲垣
赤、丹澤
黒、徹平
稲垣
じゃ、それぞれ話したいこと話したり、質問したいこと質問していきましょうか。
徹平
あー、なんか少し怖いよね。
稲垣
そうそう、山田五郎言ってたことそのままやけど、この怖いが、誰もいないから怖いじゃなくて、誰かいそうだから怖いんじゃないか、誰かいたかもしれない、いるかもしれないが怖いんじゃないかって話で、ハンマースホイはこのアパートの誰かが住んでた形跡含めて描いてるって話面白くて、そういうことできたらなあって思って。
徹平
引越しの時ってそうよね、
引越し直後の、荷物がまだ完全に運ばれてないみたいな時、すごく怖い。
荷物揃ってきて怖く無くなる。
稲垣
部屋も所有してく感あるんですかね。
徹平
豹、面白いのは、檻の中の動物が、だんだん人間化してくるみたいなとこ不気味で面白いなって。
丹澤
妙なリアリティあるというか、精神的に追い詰めてくるような人間が豹化しているのかな。
稲垣
追いかけられてくる怖さから、変な笑いに飲み込まれていく不気味さと可笑しさがあるよね。
あと面白いのは、豹っていう具体的な動物なのに、全体として最後笑ってたりでウニャウニャしちゃうというか、細部の具体性と全体のグニャグニャ性が同居してる感が面白い。
そういうことしてみたいなって。
丹澤
平田の世界って、なんなの?
稲垣
平田の世界って、ギャグ漫画日和の中の一話なんだけど、登場人物が真っ白な世界にぽつんと立っていて、俺はここが漫画の世界だと知っているってはじまって、ただどういう漫画なんだろう?ってなって、変な彼女出てきたりして恋愛漫画?とかなりつつ、あ、これギャグ漫画だ、ってなる変な話なんだけど、孤独、世界、って言葉を浮かべる時に、この平田がいる真っ白な世界にぽつんといるって感覚が僕はあるんですよね。
丹澤
平田もアクティブなやつだったらアクティブな漫画になった可能性あるね。
受け身だからそうなるんだろうな。
徹平
イッツアスモールワールド、ディズニーランドのアトラクションがあって、今リニューアルされて残念だけど、昔、すごい空いてるし、よくわからないキャラの人形いっぱいいて、曲がずっと流れてて、最後いろんな国の言葉でさよならって言われるのとか、このまま死んでくんかな感あって、何者でもない自分を感じれたんよね。
丹澤
キャラが主張していないよくわかんない世界観だからいいのかも。
稲垣
アトラクションみたいなつくりかたありよね。
一人がメインに立ってて、周りで夢がぽんぽんって起こってくみたいな。
徹平
ディズニーランドって古いアトラクションけっこう残ってたりして、人形感とかクラシック感がすごいところある。
稲垣
大井競馬場の古い建物に描かれている壁の絵、すごい古くてちょっと怖いんよね。今あるのか知らんけど。
あと、両国駅の高架下に描かれている絵とか、
過去が張り付いてるって感じするんよね。
皆
あーー、
徹平
戦争とか感じるからかな、ちょっと怖い。
丹澤
でもテーマは「希望」とかだったりするんだよね、こういうの。
みんな後ろみてるのとか怖い。
徹平
空見てるんだよね、
この時代の絵のタッチってあるよね、
丹澤
怖がらせようとしてこない怖さがあるのかも。
全然違う目的で描いてるのに、良かれと思ってやってるのに、結果的に不気味な存在になってるみたいな。
徹平
廃墟とかってそういう感じやなあって。
バブルにできた大型の娯楽施設とかが、楽しませる目的で作られたものが怖くなっちゃう。
お化け屋敷とかで怖いの、お化けより血とか、痕跡やったりする。
廃墟も生活してた感あるものとかが残ってるのが怖いよなあって。
ハンマースホイとかにも通じてくる。
丹澤
稲垣
徹平
夢ってはっきり思い出せないけど大切なものとかあの時欲しかったものが出てきたりする。
丹澤
あー、私は緑のカバン出てきたなあ。
稲垣
ほー、じゃあ緑の鞄出したいね。
徹平
豹、下敷きに作るのがやりやすいかもね。
稲垣
徹平さん豹して、南出くんが受けみたいな形で真ん中立ってみたいな形でいけるかなって。
徹平
ガッキーが豹やるのもアリやと思う。
丹澤
振り付け徹平みたいな感じとかいいんじゃない。
稲垣
そうね、徹平さん、丹澤さん、木嶋さんかだれかもう一人くらいが豹に食われる役と最後の家で談笑してる役で三人ペアみたいな形いいかもね。
徹平さんがダンスを見にいき、丹澤、稲垣二人になる。
稲垣
とりあえず、豹、声に出して読んでみましょうか。
丹澤、豹を読む。
丹澤
なんか、夢だなって気づいてるみたいな感じがある。
稲垣
自分の経験してることなのに客観的というか、夢って主体が変わったりするし、そういう感じがあるんよね。
あと、小説内のセリフ全部面白いな。
「見応えがある豹だなあ」とか。
「豹があなたの顔を見ると悪いよ」とか。
三人衆衣装とかの細部凝りたいなって、両国の絵欲しいけど、昭和にはしたくないというか。
丹澤
ユニクロ出てきた時、みんなこれ着てるって服あって、そういうのでとういうつするのいいかもね。
イッツアスモールワールドの人形感を三人で作るイメージね。
稲垣
そんな三人が壁に張り付いてるみたいな。
真ん中でぽつんと南出くん立ってる、みたいな。
丹澤
食われる時、難しいな、サラッとした描写で済ませるとか。
稲垣
あえてそのままやってチープ感出すのありかなって、
めちゃくちゃもちゃくちゃして本気で追いかけっこしたり。
それまで人形感ある奴らがそのシーンで前出てくるみたいな。
丹澤
音楽かけるとかも良さそうだなって。
稲垣
あー、いいかもね、食われるシーンはテイスト変えたいよね。
丹澤
最後のみんな笑うみたいなの、めっちゃリアリティのある芝居したい。
稲垣
テーブルとかお茶碗とか持ってこられる小道具総動員してそこだけリアリズムにするとかね。
あと、設定を現代に寄せちゃうかとかもアリかなって。
現代に変換して、民家みたいなのを、カラオケとか、ショッピングモールとかでやったり、より、なぜ自分が追われてるかわからない感出すとか。
丹澤
最後笑って終わるのかな?
稲垣
イッツアスモールワールドみたいな多言語でさよなら言われる?
それはやりすぎか。
丹澤
なんかできそうな気がしてきた。
宿題で、構成考えてきて、次回、11/23朝、全体の流れを確定する。