カハタレ日誌

カハタレの稽古の様子

20230326布見る、コンタクト、夢の感覚共有。

20230326、木嶋、松丸、南出、宮尾
オンラインで稲垣(喉いたい、多分大丈夫だけど念のため)
休み、丹澤さん(念のため)
 
 
●ケイちゃんの布と影実験する。
 

 
・木嶋さんが持ってきた不織布、いいかも。
・吊り方、用意の仕方が問題、木嶋さんが実験してくれるとのこと。
・公演場所で影が上手く作れなければ、光を壁に当ててまた違った雰囲気出るってのもあり。
・ケイちゃん歩くシーン、光なしでも成立しそう。
 
●ケイちゃん音。
 
・南出くんの持ってきた笛、稲垣の音叉、なんらかでできそう。色々試しながら最終的に一番良いのを選択することにする。
 
●ヨガ
 
・気持ち良い。
 
 
・一方が四つん這いのアスレチックになって片方がそのアスレチックで遊ぶ。
・二人で動くのと、片方がアスレチック化するのを交互で楽しむ。
・三人でやってみたり、最終的に四人でやったりする、
・木嶋さんポーズの作り方上手い。
・宮尾さんの反復的な動き面白い。
・他の人がやっていいなって思ったのを自分もやってみるのアリ。
・離れるか離れないかギリギリのスリリングなところで遊ぶのもアリ。
・多人数でやる時、空間をうまくつくるように意識してた(宮尾)
・三人が一緒になんかやってる時、一人になっちゃうとすごい寂しかった(木嶋)
 
 
●休憩して、豹のセリフ合わせ。
 
・豹の鳴き声、待ってるみたいな感じになるから、いっそのこと待たないでいいとこはセリフ入っていいってことにする。
 
●豹について話し始める。
 
稲垣
作品の説明はしたんだけど、みんな夢についてどう思ってるかとか、そういうのは話しといた方がいいかなって思って。
この戯曲内田百閒の原作ありきなんだけど、丹澤さんと徹平さんの夢で追いかけられる系の夢からできているみたいなとこがあって、追いかけられる夢とか見たりします?
 
松丸
知ってるような場所で、追ってくるのもその時々でただのドロドロしてるものとか、進撃の巨人とかの直前に見てたアニメとか、映画の影響とかが強かったりする。
助けてくれる人も存在して、
中学校の職員室でロロノアゾロに助けられたことある。でも方向音痴だから大変で。
あと自分ビューとゾロビューがあって。
 
稲垣
わかるー、夢ってそうだよね、その人を見てるのに、その人が自分になってるとか、そういうのあるよね。
 
南出
主体、客観視してる、ストーリー先読みしちゃう。こうなったら嫌だなってのとか起こっちゃう。
 
木嶋
逃げる時に体浮いちゃって、逃げれないとかある。
 
宮尾
ドラゴンボールの夢、フリーザと戦うんだけど力が入んない感覚あって。
 
松丸
あと、水の中を走る感覚とか。
 
宮尾
動作が実際の感覚と違う。
身体が動かないけど感覚だけあるみたいなのある。
 
木嶋
水の中を息継ぎなしでいるかのように進んでる夢とかもある。
あと海の水面を歩いてるとか、なんか歩けるものがあって、その端に行くと落ちちゃう、落ちないように歩いてる。
 
宮尾
小さい頃よくみる夢、というか感覚があって、寝てるとすごい大きいものに飲み込まれる感覚があって、それが気持ち悪くて、キューって自分を小さくされた後に大きくブワーってなる夢なのか感覚なのかがあって、
 
木嶋
睡眠に入る時、過去にずーっと戻るらしい。
一度ものすごい勢いで景色がぶおーって動いてる感覚を見たことがある。これが過去へ戻ってるのかって。
あと、産道から出てくる時の記憶が残ってて、それが苦しいから。
 
宮尾
俺の感覚も産道のそれなのかな。
出たら、ばあーって感じで。
 
稲垣
いいですね、なんかいっぱい出てきた。
今日はじゃあ、この夢の感覚でなんか作品作ってみましょうか。あと30分しかないけど。宮尾さんとか木嶋さんの体験の話とか、からなんか作れないかな。
 
  と、松丸さん、水の中を走る動きを始める。
 
稲垣
あ、いいですね、じゃあなんか、水の中とか、土の中とか、あと、木嶋さんが言ってた浮いちゃう感覚とか、そういうので逃げてる、走ってるって動いてみましょうか。
 
宮尾
無重力とか。
 
  と、宮尾さん無重力で動き始める、
 
稲垣
あ、無重力いいですね、あ、宮尾さんの無重力いいですね。一回みんな宮尾さんの無重力
質感トレースしてみましょうか。
 
宮尾
無重力、重要なのは等速で動くってことかも。
 
稲垣
あー、なるほど、確かに、その発見すごい大事ですね。
 
  みんな、無重力で動いてる、かっこいい。
 
稲垣
いいですね、じゃ、あれですね、宮尾さんの子供の頃の感覚、ギューって小さく密集していく感覚、みんな一つの球に凝縮する感覚で、無重力キープしながら密集していきましょうか、さっきのコンタクトみたいな。
 
  みんな、凝集する。
 
稲垣
おおー、こっからどうする。ドバーって大きくなるって宮尾さんのエピソードで言ってたけど、ドバーって、なんかドバーッて大きく広がりましょうか、みんな。
 
  みんな、ドバーッて広がる。
 
稲垣
おおおおー、解放的いい、良いっすね。なんか気持ち良かった。
そうだね、ちょっと、木嶋さん過去の話とか入れたいですね。
昔してたバイトとか、仕事とかの特徴的な動きしてもらっていいですか。
 
  宮尾さん、駐車場の暇な時の作業。
  南出くん、八ツ橋を入れる?作業。
  木嶋さん、オペの時。
  松丸さん、塗装?マスキングテープ貼ったり。
 
稲垣
そっからまたその動きしながら凝縮していきましょうか。
段々動き小さくしてもらいつつ、でもこの動きだけ残したいとかあれば、残しつつ、また一個の球になっていって塊になります。
 
  みんな、塊になりつつ、仕事の動きの腕が各々突き出てきて良い感じに気持ち悪い。
 
稲垣
で、ドバーッって広がる。
 
  みんな、ドバーッて広がる。
 
稲垣
おおー、解放的いい、素晴らしい。
そうね、今度、四人横一列に並んで、その場から動かずに仕事の動きしてみましょうか。
 
  四人、並んで、各々の仕事の動き、
  全然違う質感、スピードでそれぞれ動いてて面白い。
 
稲垣
これだけで結構面白いんですよね。
そしたら、前回のコンタクトインプロビゼーションの稽古の時やった、溶けるワーク、せーの、で、みんな溶けます。仕事しながら。
セーのっ、
 
  みんな、溶ける。
 
稲垣
はーい、じゃあ起き上がって、また溶けます。
 
  みんな、溶ける。
 
稲垣
おおー、かっこいいー。
じゃ、次ね、次は、笑ってみましょうか、セーので、みんな、大爆笑、仕事の動きしながらね。
セーの、
 
  みんな笑う。
  オンラインだから声通りにくくなる。
 
稲垣
はーい(大声)
今度は、セーので、笑う以外の、感情表現、泣くとか、怒るとか、各々のレベルで、やってみましょう、
セーノ、
 
  みんな各々、泣いたり、喜んだり、怒ったり、
 
稲垣
イエエエ、かっちょいいいいい、(ジョジョに最近ハマってる。)
そのまま、溶けましょう、セーの。
 
  みんな溶ける。
 
稲垣
はーい、終わりですー。
ありがとうございましたー。
どうでした?やってみて?
 
宮尾
一生懸命仕事してるとこからの溶けるの開放感あった。
 
木嶋
溶け出したくなるのかもね。
 
宮尾
ボタンを押すとかずーっとやってるから。
 
南出
泣くとかよりも笑ってた時の方が悲しかった。
なんか変な気持ちになった。
 
宮尾
ミッドサマーって映画そういう怖さだった。
笑ってるのが怖い。
 
稲垣
今回の豹の最後、夢の果てというか、怖さ通り越した果ての寂しさみたいなところまで行けたらなあって思ってて、ポツンって感覚というか。
今回は暫定的に過去の仕事の動きってしてみたけど。こういう、各々の動きベースに豹の動き混じるとか、一斉に笑いが起こるとか、ぐちゃぐちゃ、溶けてく感覚の中、男が立ってる、受けてる絵になれば最高かなって。
ただ、パフォーマンスチックになるので、劇の流れにうまく繋がるかはちょっと全体通してやってみないとわからないので、未定だけど、どっちにしろ溶けるみたいな感覚は全体的な質感としてあっていいんだと思ってて、だから、コンタクトインプロビゼーション自体をやるかはわからないけど、しばらくやりたいなって、今後演劇つくる上での身体感覚とか、演技のやり取りとしても参考になる部分が多々あると思ってるので。
はーい、時間ですね。
今日は現地に行けずすみません。
 
南出
意外にオンラインでもなんとかなるな。
 
稲垣
ねー。宮尾さんがパソコン持ってたおかげです。
ありがとうございましたー。
 
 
終わり。